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松本・護国神社に「大絵馬」 イラストレーター・古荘風穂さん「優しい気持ちに」

除幕式では「かわいい」という声も多かったというイノシシの大絵馬

除幕式では「かわいい」という声も多かったというイノシシの大絵馬

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 松本・美須々の長野縣護国神社(松本市美須々6)に、干支(えと)の「亥(い)」にちなんだイノシシの大絵馬が飾られている。

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 肥えた大地が広々と続いているという意味を持つ「沃野千里(よくやせんり)」をテーマに、市内のイラストレーター・古荘風穂さんが制作した。「肥沃(ひよく)な大地から、緑や青ではなく、オレンジやピンクの色が浮かんだ」と古荘さん。ピンクとオレンジ、赤を混ぜて温かみを感じる色合いに仕上げた。

 絵馬の大きさは縦約2.3メートル、横約3.7メートル。描いた90頭ほどのイノシシは大人と子どもで、親が子を見守るように遊んだり、寝そべったりしている。「大切なものを守ることは意外と難しい。今年を振り返ると、楽しかったことばかりではないが、少し優しい気持ちになってもらえればと思って描いた」

 古荘さんが同神社の絵馬を描くのは9年目。毎年11月中旬から2週間ほどかけて制作する。12月22日に除幕式があり、お披露目された。その後、テレビや新聞で知ったり、実物を見たりした友人や知人がメッセージをくれたという。古荘さんは「世界中が平和になってほしいという思いを込めて描いているので、まずは身近な人に喜んでもらえたことがうれしい」と話す。

 大絵馬は1年間飾られる予定。普通サイズの絵馬も授与する。初穂料は1,000円で、50枚限定。

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