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「シェフが恋した塩尻野菜のスープ」 ふるさと納税返礼品に、市と女子大生が開発

「木曽赤かぶのポタージュ」

「木曽赤かぶのポタージュ」

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 塩尻市は、首都圏や県内の女子大学生と共にふるさと納税の返礼品として開発した「シェフが恋した塩尻野菜のスープ」の取り扱いを開始した。

 塩尻産の季節の野菜を使ったスープ5種類を冷凍パックにしてセットにする。今回リリースした「冬」バージョンは、「木曽赤かぶのポタージュ」「あやみどりとパンチェッタのスープ」「松本一本ねぎのポタージュ」「塩尻冬野菜のポトフ」「シナノゴールドと甘酒のデザートスープ」。ふるさと納税で1万円以上の寄付の返礼品とするほか、今後、クラウドファンディングでの予約販売も予定する。

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 市では、「返礼品を単なる『もの』ではなく、塩尻を知る、伝えるものにしたい」と考え、NPO法人「ハナラボ」に相談。プロジェクトを立ち上げて学生を募り、首都圏や信州大学の2~4年生9人が集まった。今年8月に塩尻で3泊4日の合宿を開催。市内でフィールドワークをして、50近くアイデアを出し、その中から漆器、ワイン、バスソルト、スープの4つに絞って「スナバ」(塩尻市大門八番町1)でプレゼンを行った。その後、ブラッシュアップして、再度都内で30代の女性に向けてプレゼン。8月下旬には、スープを商品化することを決め、開発を進めてきた。

 お茶の水女子大学3年の浅尾理沙子さんは、合宿で初めて塩尻を訪問。「四方が山に囲まれて、自然が豊か。普段はあまり野菜を食べなかったが、おいしくてどんどん食べられた」と振り返る。商品開発では、ペルソナとして30代の働く女性を設定。「仕事で疲れたときに、家でホッと一息つけるようなスープになったと思う」と話す。

 レシピはフレンチレストラン「ラ メゾン グルマンディーズ」(大門一番町8)のシェフ・友森隆司さんが担当した。「これだけ多種多様な野菜が採れるのが塩尻の魅力。その中から、水分が少なく野菜そのものを感じられる素材を選んだ」と友森さん。「今後は、春はアスパラ、夏はトウモロコシ、秋はブドウやキノコなどを使って作りたい」と構想をめぐらす。

 市企画政策部地方創生推進課シティプロモーション係の小野貴博さんは「行政だけではなく、いろいろな人と取り組むことでシティプロモーションの成果が上がる」と話す。「スープが塩尻を知ったり、思い出してくれたりするきっかけになれば。『塩尻はいいところだよ』と言ってくれる人を増やしていきたい」とも。