松本山雅F.C.は11月11日、栃木県グリーンスタジアム(宇都宮市)で栃木SCと対戦し、0-1で勝利し首位を守った。
試合は0-0で前半終了。後半72分、MF石原崇兆選手のボールをMF田中隼磨選手が押し込んで先制し、そのまま守り切って勝利した。
山雅は40節終了時点で、勝ち点73で首位。2位・大分、3位・町田、4位横浜FCの結果次第では、勝てば優勝や昇格が決まる試合ということもあり、グリーンスタジアムには約4500人のサポーターが詰め掛けた。市内でも、イオンモール松本や信毎メディアガーデン、喫茶山雅など多くの施設でパブリックビューイングが開かれた。
イオン南松本(松本市双葉5)には約400人が集まり、駐車場の一角に設けられたスペースで、真剣な表情で画面に見入った。前半は栃木に攻め込まれる場面も多く、静かな緊張感に包まれた雰囲気。ハーフタイムにはアンバサダーの鐡戸裕史さんが登場し、「今日はどうしても勝ち点3が必要。現地の(サポーターの)声もよく聞こえるので、皆さんも応援を」と呼び掛けた。
後半、田中選手が得点すると大きな歓声が上がり、立ち上がって喜んだり、ハイタッチしたりする人の姿も。現地のサポーターの声援に合わせるように、応援も熱を帯びていった。後半のアディショナルタイムでは自然と手拍子が起こり、終了時には歓声と拍手が起こった。
最終戦となる第42節は11月17日14時、ホームで徳島ヴォルティスと戦う。勝利すれば無条件で、優勝とJ1昇格が決まる。