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松本・浅間温泉で「昼そら&夜そら」 空き家見学会&街歩きで歴史と魅力を知る

昼間に見た空き家などを振り返りながら話す交流会「夜そら」

昼間に見た空き家などを振り返りながら話す交流会「夜そら」

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 松本・浅間温泉の空き家を見学しながら、歴史や魅力を探る「昼そら&夜そら in 浅間温泉」が11月8日、行われた。

「昼そら」は空き家の内覧をしながら街歩き

 市内の建築士と商店主のチーム「そら屋」が不定期で行っている、「空き家見学会」と空き家情報をシェアして活用方法などを語り合うイベント「夜そら」を、浅間温泉を舞台に開催。約20人が参加し、昼はいくつかの空き家を内覧しながら街を歩き、夜は昼に見学した物件を振り返りつつ、ほかの物件も含めた街全体について語り合う交流会を行った。

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 街歩きを終えた後の「夜そら」では、スライドで物件を見ながら、「カウンターのみの立ち飲みバーにちょうどいい広さ」「街づくりに取り組む人たちの拠点にしたい」などのアイデアが寄せられた。物件を見た参加者が「うちのすぐ裏。あんなところに興味を持ってもらえるとは」と驚くと、「建築的に見て、魅力的な意匠」「内装はこのくらいの金額で直せる」など具体的な話が展開する場面も。

 浅間温泉エリアの現状については、「いろいろな動きがあるので、横串を通したい」「観光客もいれば地元の人もいるので、理想像がバラバラ。いろいろな方向の浅間温泉がある」などの声が上がった。歴史については、1974(昭和49)年、松本市に編入するまで一帯は本郷村であったことを紹介。「松本の中心部から見れば外れの位置だが、本郷という視点で考えると、新しい価値に気付く」という話に多くの人が聞き入った。

 そら屋の代表で「栞日(しおりび)」(松本市深志3)店主の菊地徹さんは浅間温泉について、「市街地の東端、郊外の入り口として、ポテンシャルを秘めたエリア」と話す。まちづくりについて学ぶ信州大学経法学部・武者ゼミや、旅館や商店の後継者らでつくる「浅間温泉タビオコシ会」などと連携を図りながら、今年春ごろから月に1、2回のペースで話し合いやワークショップを続けてきた。

 地域で暮らす人、商売をする人、学生など、さまざまな立場から考える人が活動に加わる中、「今の浅間温泉を知ってもらい、これからの浅間温泉をより多く人たちと考えたい」と企画。菊地さんは「浅間温泉を『行く理由のある場所』にしたい。そのためにいろいろな活動を続けていきたい」と話す。

 10日も開催する。「空き家を借りる借りないは別にして、浅間温泉に興味がある人に参加してほしい。多くの人に知ってもらう機会になれば」と呼び掛ける。

 開催時間は、昼そら=15時~16時30分(集合・ホットプラザ浅間)、夜そら=18時~20時(開場・仙気の湯2階)。いずれかの参加も可能。参加無料。問い合わせは栞日(TEL 0263-50-5967)まで。