![「本場のタイ料理を楽しんでほしい」とティンさん](https://images.keizai.biz/matsumoto_keizai/headline/1533038783_photo.jpg)
松本・深志にタイ家庭料理店「タイト」(松本市深志2、TEL 0263-87-1517)が6月29日、オープンした。
店舗面積は約23坪、席数はテーブル、カウンター、小上がりで30席。中川村で20年以上営業する「アゲイン ティンの店」、JR飯田駅前の「サバーイサバーイ」の姉妹店で、「松本でも本場のタイ料理を提供したい」と、細田ティンさんが長男の泰人さんと開業した。
メニューはタイの家庭料理が中心。生春巻き「グワイテーオローッ」やエビ入りの「クンフォー」(以上980円)、「トムヤムクン」(Sサイズ=900円、Lサイズ=1,400円)などの一品料理や、タイ風かけご飯、チャーハンなどを提供する。タイカレー(950円)は野菜たっぷりの「ケーンバー」、鶏肉とココナッツミルクが入った「ケーンペッガイ」、ナスとココナッツミルクが入った「ケーンキャオワーン」の3種類。食べ比べができる「タイカレーセット」(1,000円)も用意する。ランチタイムは、200円追加でスープ、サラダ、果物、コーヒーが付く。
ティンさんは1988年、結婚を機に来日。「自然豊かなところが好きだったので、中川村はとてもいいと思った。(同村では)当時、タイ人が住むのが初めてだったので、テレビで取り上げられることもあった」と振り返る。村内の喫茶店「アゲイン」が閉店する際に、ティンさんに「店をやってみてはどうか」と持ち掛け、「周辺地域を訪れることも多く、多くの知り合いができた。皆が集えるような場所になれば」と店名を引き継いでタイ料理店としてオープン。「本場のタイの味と、タイという国のことを知ってほしい」と営業を続けている。
同店は、泰人さんがオーナーとして店を切り盛りする。「同じ味を提供できるように準備を進めてきた。今は胸を張って大丈夫だといえるくらいになった」とティンさん。「食べて元気が出るようなタイ料理を提供していきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は、11時~14時30分、17時~22時。木曜定休。