食べる

松本・中町のトラットリアが「みうら食堂」に イタリアンと定食屋、交互営業

「信州ゴハンみうら食堂」と「ガブリエル」の看板が並ぶ店舗外観

「信州ゴハンみうら食堂」と「ガブリエル」の看板が並ぶ店舗外観

  • 0

  •  

 松本・中町のトラットリア「ガブリエル」(松本市中央2、TEL 0263-34-7399)が10月1日、「信州ゴハンみうら食堂」として営業を開始した。

[広告]

 トラットリアとして2004年3月にオープンした同店。10月から定食をメーンに業態変更し、12月中旬まで営業、その後は1カ月ほど「ガブリエル」として営業し、あめ市が終わる1月中旬ごろに再び食堂にするという。「年末年始、ゴールデンウイークと夏の間は『ガブリエル』として営業する予定」とオーナーシェフの三浦康弘さん。

 メニューは、地元の季節の食材を生かして提供。ランチ定食(1,000円)、ディナー定食(1,500円)ともに、メーン1品に、小鉢3種、ご飯、汁物が付く。メーンは旬の素材を使った魚・肉料理4~5種類から選べ、現在は信州ポークを使った「ポークジンジャー」や「県産牛肉とじゃがいものコロッケ」、「カキフライ」など。ご飯も白米、玄米、炊き込みご飯などから選ぶことができる。ほかに、「カボチャサラダ」(500円)、「オーガニック野菜のイタリアオムレツ」(800円)、「馬刺しのカルパッチョ」(1,500円)などの単品メニューも。

 三浦さんは8年ほど東京のイタリアンで修業をして開業。オープンして10年以上が過ぎ、「安定したなじみの店と思ってもらえるのはいいが、周りに新しい店も増えて新鮮さはなくなった」と話す。「先の10年を見据えて何かリニューアルしなければと思った。中町という場所柄、地元の人にも観光客にも喜んでもらえる方法を考えた」。20年の調理経験を生かして「ご飯もの」で表現できる自信もあり、「交互営業」を決めた。

 野菜は主に「ハッピービレッジファーム」(波田)からお任せで旬のものが届く。米や肉も県内産のものを使用。「組み合わせが大事な定食は、ストーリーがある。料理の幅が広がり、素材も無駄なく生かせるようになった」と三浦さん。「他にあまり例がないので、自分自身も試行錯誤している。特に昔からのお客さまは戸惑いもあると思うが、イタリアンも定食も、素材をおいしく食べられるようにするということは同じ。どちらも楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は、11時~14時、17時30分~22時(いずれもラストオーダー)。月2回水曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース