松本・あがたの森公園近くに4月23日、イタリアンキッチン「おりべ」(松本市埋橋2、TEL 0263-35-5937)がオープンした。
店舗面積は約30坪で、席数は40席。店舗併用住宅の一軒家を1年かけてコツコツと改装した店内には、テーブル、カウンターのほか、フローリングタイプの小上がりの個室も用意する。「自分にも小さい子どもがいるので、子ども連れでも気兼ねなくゆっくりしてもらえる空間を心がけた」と店主の森川輝彦さん。
ピザは、厳選した国産と県産の小麦粉をブレンドした生地を天然酵母で熟成させ、石窯で焼き上げる。信州産レタスと生ハムの「ベルディー」(1,500円)や信州福味鶏の自家製スモークをトッピングした「フキみそとキノコの信州ピザ」(1,300円)など常時15種類以上を用意。ハーフ&ハーフにも対応する。「『ピザのおいしいイタリアン』と思ってもらえるようにこだわって作っている」。食材は旬の地元の野菜を中心に使用し肉も信州産。「おいしいもの、新鮮なものをと思うと、自然と地元のものが多くなる」と森川さん。
ディナータイムにはアラカルトメニューのほかに3種類のコースを提供。Aコース(2,500円、2人から)はアンティパスト・ミスト、サラダ、ピザ、パスタ、ドルチェ、ドリンクが付く。ランチタイムは本日のパスタとドリンクの「Aランチ」(880円)のほか、「パスタランチ」(1,150円)、「ピザランチ」(1,350円)、デザートが付く「Bランチ」(1,450円)の4種類を用意する。
森川さんは岐阜県多治見市出身。店名は、岐阜県の美濃地方で産する「織部焼」と「オリーブ(olive)」を掛けて付けた。「いろいろ考えたが、誰にでも気軽に来てもらえるように…平仮名で覚えやすく、優しいイメージにした」。森川さんが松本に移住して5年。「例えば松本に友達が来ると、そばを食べに連れて行くことが多いが、そばの次の『松本の味』と思ってもらえるような店にしていきたい」と意気込む。「素材を十分に生かせるようなメニューを今後も増やす予定」とも。
営業時間は11時30分~14時30分、18時~21時(いずれもラストオーダー)。月曜定休。