松本で無声映画上映会-弁士の巧みな話芸と生演奏がコラボ

「熱砂の舞」より(写真提供:マツダ映画社)

「熱砂の舞」より(写真提供:マツダ映画社)

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 無声映画を弁士の語りとピアノの生演奏で楽しむイベント「シネマコラボレーション」が1月24日、長野県松本文化会館(松本市水汲、TEL 0263-34-7100)で開催される。

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 同イベントは、文化庁芸術祭優秀賞など数々の賞を受賞している弁士・沢登翠(さわとみどり)さんが登場人物のせりふやナレーションを語り、ピアノ奏者の三沢治美さんが映画に合わせて作ったオリジナル曲を生演奏してシーンを盛り上げる。イベントは同館の企画で、文化庁の地域文化芸術振興プラン推進事業として開催する。

 上映するのはチャールズ・チャップリン監督・主演の「チャップリンの冒険」(1917年)、大河内伝次郎主演の「血煙高田馬場」(伊藤大輔監督、1928年)、世紀の美男と呼ばれたルドルフ・ヴァレンティノの遺作「熱砂の舞」(ジョージ・フィッツモーリス監督、1926年)の3作品。演目は同館担当者と三沢さんが選んだ。「世間的になじみがあるチャップリンの作品と、邦画も上映したかったので『血煙高田馬場』を選んだ。『熱砂の舞』は恋や冒険などさまざまなシーンが集約されているので楽しんでもらえるのでは」と三沢さん。

 「無声映画はすべての映画の原点。映像の美しさや演技の素晴らしさとともに、巧みな話芸と生演奏のコラボレーションを楽しんでもらえれば」(三沢さん)。

 開場14時30分、上映開始15時。料金は、一般=1,000円、高校生以下無料。問い合わせは同館まで。

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