松本でダンスワークショップ-コンテストに先駆けレベルアップ狙う

ワークショップの様子。子どもたちに丁寧に教えるTATSUさん。

ワークショップの様子。子どもたちに丁寧に教えるTATSUさん。

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 今年5月に行われるストリートダンスコンテスト「STAIRS in MATSUMOTO 2009」を主催するステアーズ実行委員会(松本市丸の内4、テレビ信州内)が3月7日、まつもと市民芸術館(深志3)でダンスワークショップを開催した。

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 ワークショップは今年で2回目となる同コンテストに先立ち、初心者でも一流のダンスを間近で体験して、ダンステクニックを学べるようにと「ストリートダンスの基本レッスン」として企画。今年1月の開催に続き2回目。

 当日は、ダンスチーム「O.G.S/S.T.O」のTATSUさんを講師に迎え、小学生から30代まで、ヒップホップ・ポップ初級と中級にそれぞれ約40人が参加した。

 初級は手首や腕、足など体の一部分ずつの動きや、「ポップ」「ヒット」などの基礎からスタート。参加者は「リズムを体に入れる」というTATSUさんの説明に熱心に聞き入り、TATSUさんの動きや鏡を見ながら体を動かした。よく分からないまま体を動かしている小学生のそばへ行き、実際に体に触れさせてリズムを感じさせるなど、丁寧に指導を行ったTATSUさん。最後はTATSUさんが振りを付け、音楽のテンポを上げて全員で踊り、1時間半にわたるワークショップを終了した。

 昨年9月に行われたコンテストでは「全国のレベルの高さに、出場者も観客も圧倒された」と同実行委員会の白木博明さん。「せっかく松本で開催するのだから、地元の人にももっと頑張ってほしい」という思いがあるという。「地方では指導を受ける機会があまりない。だから、トップレベルのダンサーを呼んで、学ぶことでレベルアップを図りたい」と同ワークショップを企画したという。

 「(芸術館の主ホールという)舞台も審査員もトップレベルをそろえた。本気で上を目指す人たちに参加してほしい」と白木さん。イベント名の「STAIRS」は「階段」の意味。「階段を上るように、一歩一歩、高みを目指してほしい」(同)。

 同コンテストは現在、出場チームを募集している。予選は4月12日、決勝は5月31日。いずれも同館主ホールで行われる。

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