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松本・中町にワインとうす焼き店「まめまめ」 奈川渡ダムのほとりから移転

ワインはセルフサービス

ワインはセルフサービス

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 松本・国道143号線沿いの大橋の南側に4月27日、「ナガノワインとうす焼きの店 まめまめ」(松本市中央3、TEL 0263-87-6624)がオープンした。

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 店舗面積は約6坪。テークアウトのほか、店内には立ち飲みスペースを設ける。昨年10月まで9年間、奈川渡ダムのほとりで営業してきた「うす焼きカフェ 豆まめ」が移転。「店の中から眺める景色は格別で、お客さまにも喜んでいただいていた。名残惜しい気持ちもあるが、今後は市街地で、うちの『うす焼き』を育てていければ」と店長の丸山則文さん。

 「うす焼き」はコメが少ない時代のご飯替わりや残り物を使い切るために作られていたもので、郷土に根付く家庭の味として親しまれている。一般的にはご飯や煮豆、カボチャなどと小麦粉を水で溶いたものを混ぜ合わせて味付けして焼く。

 ベースとなる小麦粉は県内産の地粉を100%使用。具材には、奈川地域で栽培している豆や野菜を取り入れ、店内で焼き上げる。外はカリカリ、中はもっちりとした食感が特徴。定番の豆やサツマイモのほか、チーズ、ソーセージなどを使った総菜系、リンゴ、バナナなどを加えたスイーツ系など、80種類以上を展開。店頭には常時6種類ほどを用意する。「現在は、旬のエゴマを使ったものが中心」と丸山さん。「ごぼう・さつまいも・えごま」や「チョコバナナ・えごま」のほか、「とうもろこし・チーズ」「花豆・よもぎ」(以上180円)などが並ぶ。

 ワインは県内産のものを8種類セレクト。専用ワイングラスを300円で購入し、ワインサーバーからセルフサービスで注ぐ(1杯200円~)。ほかに、「本日のがぶ飲みワイン(赤・白)」(グラス=500円、ボトル=2,600円)や、奈川の「清水牧場」のチーズなど、おつまみも用意する。

 建物の老朽化により、以前の店を閉めようと考えていた丸山さん。別の仕事に就こうと思っていたが、中町のバー「カンティーナ わん」のオーナー・砂子慎哉さんと出会ったことで、移転することを決めた。「うす焼きは、お茶やコーヒーだけでなくワインにも合う」と丸山さん。「気軽に立ち寄って楽しんでもらえれば」とも。

 営業時間は10時~20時。水曜定休。

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