全国利き酒大会、松本で地区予選-90人が挑戦

きき酒大会松本地区予選に約90人が挑戦

きき酒大会松本地区予選に約90人が挑戦

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 松本駅アルプス口そばのホテル「モンターニュ松本」(松本市巾上3)で7月3日、「第28回全国きき酒大会長野県松本地区予選会」が行われ、約90人が参加した。

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 この日の予選は9月に行われる長野県大会への出場者を決める地区予選の一つ。その後には10月下旬に全国大会が東京で開催される。県内では10のブロックに分かれ、予選会や推薦などの方法で、長野県大会への出場者が決められる。

 利き酒は、6種類並べられた記号付きのビンに入る吟醸酒、純米酒など特徴の異なる日本酒を味わい、好きな順に用紙に記入し、次のテーブルにある別の記号の6種類のビンに入れられた日本酒と、どれが同じかを当てて競う「嗜好順位法」で行われた。

 最初の予選では純粋に日本酒の味を楽しむグループや、次々と杯を飲み干す人などもいて大勢の参加者で和やかなムードだったが、2次予選は一転。勝ち進んだ上位6人が真剣そのものの表情で、定められた制限時間一杯を使って、味の記憶を確かめながら回答用紙に答えを書き込んでいた。

 予選を制したのは松本市の降旗英明さん。利き酒した味わいを「辛い」や「味が濃い」などの素直な感想で分け、見事にすべてを一致させた。「(1位になったことは)うそみたいな信じられない話。選ばれた以上は松本代表として頑張る。息子があと3日ほどで甲子園の予選が控えているので、その弾みになってくれれば」と喜びを表した。降旗さんと2位の青木泰さんは、秋の長野県大会へ駒を進める。また成績優秀だった上位26人には、成績に応じて段位書が授与された。

 松本酒造協会の理事長、小岩井高さんは「日本の主食、『米』から作られる日本酒で、これからもいいものを提供していきたい。利き酒大会を、日本酒を楽しむきっかけにしてもらえれば」と話す。

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