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安曇野で「つくえの上の小さなモノ」展-文房具やオブジェなど多数展示

藤田素子さんのガラスペン

藤田素子さんのガラスペン

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 安曇野市の「ギャラリー・シュタイネ」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-83-5164)で現在、企画展「つくえの上の小さなモノ」が開かれている。

杉本彩子さんの「ほうき鉛筆」

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 「つくえの上」をテーマに、さまざまなアイテムを展示する。出展は、杉本彩子さん(ほうき)、寺下健太さん(木工)、藤田素子さん(ガラス)、中嶋寿子さん、増山文さん(以上、陶)、yuruliku(デザイン文具)。

 同ギャラリー初の扱いとなる佐久市出身の藤田さんはガラスペンを出展。ドイツのラウシャでガラスペン作りの修行をした後、現在は軽井沢に工房を設けて活動している。ペン先は、らせん状の溝にインクが流れ込む作りで、一度インクを付けると「あ」を280文字書けるという。一般的な万年筆と違い水で洗い流すことができ、ほかの色のインクに切り替えるのも容易。ペン先が折れてしまった場合はもう一度溶かして直せるほか、好みの太さ(細字・中太・太字)にすることもできる。同展では2種類のペンを試し書きできるようにした。「じっくり試してもらいたいので、ずっと紹介する機会をうかがっていた。数年前から冬も営業するようになり、ゆっくり過ごしてもらえるこの時期ならと思って」と同ギャラリーオーナー。

 杉本さんは卓上用のほうきを展示。「ほうき鉛筆」は、昨年11月に同ギャラリーで開催した「魔女」をテーマにした企画展でヒントを得たという。鉛筆のキャップをほうきにしたもので、消しゴムの消しカスやキーボードのほこりをサッと掃除できる。「かなり好評で、追加で作ってもらっている。かわいいのに実用的で良い」

 「家の中で過ごす時間が多い冬に、楽しんでもらえるものをと思って企画した」と同オーナー。「『つくえの上の小さなモノ』の数々が、皆さんにくつろぎの空間を演出してくれるはず。『冬のシュタイネ』でゆっくりじっくり過ごしてもらえれば」とも。

 作品は全て販売する。ガラスペン=1万2,600円~、ほうき鉛筆=945円など。営業時間は10時~17時。会期中は月曜~木曜定休(祝日は営業)。2月23日まで。

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