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信州大学が信州型舞台芸術マネジメントプロジェクト-茅野市民館と協働で

先月28日に行われた映画監督の酒井耕さんを迎えての基礎演習講座

先月28日に行われた映画監督の酒井耕さんを迎えての基礎演習講座

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 信州大学(松本市旭3)と茅野市民館が協働で展開するプロジェクト「『往来と創発』=対話と協働から生まれる信州型舞台芸術マネジメント教育プログラム」がスタートした。

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 同プロジェクトは2013年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」。舞台芸術事業に関わる同大学の教員と招聘(しょうへい)講師による指導・助言を通して、同館でアートイベントを実施し、総合舞台芸術マネジメント人材育成を行う。カリキュラムはダンス、音楽、映像の3部門で展開。企画制作、施設設備、運営技術の知識と技術、地域の個性を生かした事業実施力の向上を図る。「専門的な知識はあっても、幅広い知識を持つ人は、現場には多くない。プロと一緒に学び、仕事をすることでステップアップにつながれば」と、企画・総合プロデュースを担当する同大学人文学部の北村明子准教授。

 プロジェクトには「基礎演習講座」と「実践発展プログラム」を設置し、現在、月1回のペースで講座を行っている。7月28日には映像部門の第1回の講座を開催。映像人類学・映画学・文化人類学者の村尾静二さんを招き、同館がこれまで行ってきた映像アーカイブズについての考え方などをディスカッションした。先月28日には、映画監督の酒井耕さんを迎えて第2回の講座を開き、今月22日に行われる映像イベントに向けて準備を進めている。

 「同館は、さまざまな表現ができるオルタナティブスペース。駅に隣接し、図書館・美術館も併設するなど地域に根差した場所でもある」と北村准教授。地域性と建物の特徴を考え、「往来」という名前をプロジェクトに付けた。「日常生活から芸術の世界、地域の人々と劇場とアーティスト…いろいろなものが行き来する通路という意味もある」。同プロジェクトは同館を中心に、茅野・諏訪地域の文化芸術施設の参加も視野に入れる。「同館は第1のモデル。いずれは県内全体の文化芸術施設が参加して、人や情報を循環・拡散させ、『往来』を生み出したい」と北村准教授。「皆が一律に何かを行うのではなく、各地域を大切にしながら、地域と地域を、芸術を通してつなげていければ」とも。

 イベントは、村尾さんによるフィルム上映とレクチャー「老いの時空」(9月22日)、「光と闇の往来」(12月8日)、ライブパフォーマンス「時間の往来」(11月22日)、マルチメディアパフォーマンス「身体と知覚、記憶の往来」(12月25日)。いずれも同館で行う。詳細はホームページで確認できる。

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