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「安曇野スタイル」開幕-工房やギャラリー98会場で企画展など開催

築約120年の古民家「赤沼家」の展示の様子

築約120年の古民家「赤沼家」の展示の様子

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 安曇野の工房、アトリエ、飲食店、宿泊施設などが安曇野の文化を発信するイベント「安曇野スタイル2010」が11月3日~7日、開催されている。

画家・成瀬政博さんの作品の紙芝居

 今年で6回目となる同イベント。安曇野市・池田町・松川村の工房やアトリエ・クラフトショップ・美術館・ギャラリー・飲食店・宿泊施設・農家など98会場・112組の参加者が工房の公開や作品展示・創作体験・特別メニューなどの催しを繰り広げている。

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 築約120年の古民家「赤沼家」(安曇野市穂高)では、普段生活している座敷を開放し十数人の作家の作品を展示している。茨城県出身のガラス作家・松原幸子さんはアクセサリーやオブジェを出展。「book of the sky」は、透明フィルムにプリントした空の写真を4枚のガラスで挟み、本の形をした箱に収めたもの。「安曇野のガラス工房で働くことになって長野県に来たときに、空がとても広くきれいだと感じ、よく空を眺めるようになった。そういう『空を眺めるゆとり』のようなものを日常にも取り入れてほしいと思った」(松原さん)。

 「ギャラリー・シュタイネ」(穂高)では東京都出身の陶芸作家・森下真吾さんの作品展を開催。コミカルな表情をした動物や人の陶人形「吾偶(ごぐう)」や食器など500点を展示する。「『笑いと、心動と、休息と…ものづくりに込めて』をテーマに制作している」と森下さん。同イベント初日の3日は、森下さんと森下さんの友人によるアコースティックギターライブも企画。楽器を演奏する「吾偶」約20体をバックに置いて楽団に見立てたライブスペースで、本番さながらのリハーサルを行った。「カフェVALO」(松本市梓川)の出張カフェもあり、来場者はコーヒーを飲みながら演奏に聴き入っていた。

 「週刊新潮」の表紙絵も手がける画家・成瀬政博さんのミュージアムカフェ「BANANA MOON(バナナムーン)」(穂高)では期間中、成瀬さんの作品の紙芝居を行う。上演前、同店オーナー・成瀬唯さんの長男(5)が来場者に駄菓子を配り歩くと、突然のプレゼントに来場者は笑顔を見せた。「毎年『安曇野スタイル』の期間中に行ってきた。楽しみにしてくれている人もいるので恒例にしたい」(唯さん)。

 同イベント代表の岡本由紀子さんは「紅葉もきれいだし、そばもおいしい季節。アートはもちろん、自然やここに暮らす人たちとのふれ合いなども一緒に楽しんでほしい。安曇野でいい思い出を作っていただければ」と話す。

 開催時間は各店舗で異なる。各会場の紹介などをした地図(無料)や、より詳細な情報を載せた安曇野スタイルブック(100円)は「平安堂あづみ野店」(豊科)や各店舗で扱う。問い合わせは同イベントネットワーク(TEL 0263-87-0041)。

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