「安曇野スタイル2009」-工房やギャラリーが企画展やワークショップ

田路恭子さんの羊たち

田路恭子さんの羊たち

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 安曇野の工房、アトリエ、飲食店、宿泊施設などが安曇野の文化を発信するイベント「安曇野スタイル2009」が今月3日まで開催されている。

「Cadenza」の横尾弘美さんの作品「ポンサイ」。

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 今年で5回目となる同イベント。安曇野市、池田町、松川村の工房、アトリエ、クラフトショップ、美術館、ギャラリー、飲食店、宿泊施設、農家など約130の参加者が96の会場で工房の公開、作品展示、創作体験、特別メニューなどの催しを行う。

 染色工房の「十色屋(といろや)」(安曇野市穂高)では、木工作家の田路恭子さんと陶芸作家の金井三和さん、同店を経営する菊池さん夫妻作の一点ものののれんやバッグなどを展示・販売する。金井さんはマトリョーシカや木の実の形をした小物入れなどを、田路さんは木彫りの羊に毛糸を巻き付けたオブジェをメーンに展示。田路さんの作品にはシリアルナンバーが付いており、先日完成したばかりという4,000匹目の羊が入り口で客を出迎える。

 ガラス作家の横尾弘美さんの工房兼ギャラリー「Cadenza(カデンツァ)」(穂高)は、同イベント期間中のみ開放する。普段はガラス作品をメーンに扱う商業施設「安曇野アートヒルズミュージアム」に作品を置いているという横尾さん。コケの上にガラス製のシダを植えた「ポンサイ」や、流木にツタのように絡ませたガラスが特徴のフラワーベース、アロマポットなどを展示する。

 インフォメーションとなっている「安曇野市穂高交流学習センター みらい」(穂高)では、ミニコンサートや、木の枝や落ち葉を使ったワークショップなどを行った。会場では親子が肩を並べ、工作を楽しむ姿が多く見られた。

 「安曇野の自然や暮らし、芸術などの文化を知ってもらいたくて始めたイベント。(安曇野で暮らす)人と(訪れる)人が出会ったり話したりできるきっかけになれば」と運営委員会の岡本由紀子さん。「来場者だけでなく出展者も楽しんでいるみたい…(笑)。それぞれの楽しみ方を見つけてもらいたい」とも。

 開催時間は各店舗で異なる。各会場の紹介などをした地図(無料)や、より詳細の載る安曇野スタイルブック(100円)は「平安堂あづみ野店」(豊科)などで扱う。問い合わせは岡本さん(TEL 0263-83-5412)まで。

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