タリーズコーヒー塩尻店、社内バリスタコンテストで優勝-夢は世界大会

コンテストでドリンクを作る塩尻店店長の太田郁美さん。

コンテストでドリンクを作る塩尻店店長の太田郁美さん。

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 タリーズコーヒーが10月2日に行った「タリーズコーヒーバリスタコンテスト2009」で、「タリーズコーヒー塩尻店」(塩尻市広丘野村、TEL 0263-51-0030)が「社員フェローの部」で優勝した。

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 同コンテストは、技術、テイスティング、ホスピタリティなどバリスタとしての基本を競い合うことと、フェロー(同社内の従業員)のモチベーション向上による更なるスキルアップ、他店舗同士の交流などを目的に2000年から開催されている。

 当初は「アルバイトフェロー」のみだったが、昨年から「社員フェロー」も対象となり、2部門での開催に。全国約6,600人の社員・アルバイトの中から、各店舗の代表(各部門1人)が地区予選に出場、各地区で優勝した計24人が全国大会に挑んだ。当日は知識を問う「コーヒークイズ」、決められたドリンクとエスプレッソベースの創作ドリンクを作成しながらコーヒーやタリーズへの思いを語る「プレゼンテーション」で競われた。

 優勝したのは同店の社員代表で店長の太田郁美さん。太田さんは塩尻店のほか、松本駅前大通り店と上諏訪店も巡回している。6年前、同社社長の本を読み熱意に引かれてアルバイトとして松本駅前大通り店に入社した。

 審査項目の一つである創作ドリンクは、ゼリー状にしたはちみつを入れ、食感を楽しめるバニラフレーバーのドリンクを作成。「みんなで作り上げた」というドリンクは、何度も試飲やアレンジを繰り返してきた。太田さんは「不器用なのでうまく言葉にすることができなくて…。でも『タリーズが好き』とか仲間への『感謝』、『おいしいものを提供したい』という思いを込めて作った。他店の人からは『気持ちが伝わってきた』とか『絶対に優勝すると思った』と言われた」と喜びを表す。

 塩尻店を運営する楽食(塩尻市広丘新田)に対しても熱い思いを抱く太田さん。「家族みたいにあったかい関係を目指している会社。仲間たちはちょっとした表情の違いに気付いて声を掛けてくれる。この人たちとずっと一緒に働いていたいと強く思う」と話す。

 「座右の銘は『一生勉強』。優勝することで終わりではなく、コーヒーの世界や技をもっと極めていきたい。ワールドバリスタチャンピオンシップ(WBC)にも挑戦してみたい」と今後の抱負を語る。

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