
カフェ「connex coffee(コネックスコーヒー)」(安曇野市穂高北穂高)が安曇野・北穂高の国道147沿いにオープンして1カ月が過ぎた。
以前はカラオケ喫茶や訪問介護施設として使われていた建物を改装。店内は木目を基調にした落ち着いた雰囲気に仕上げ、景色を眺められるように、窓際には1人用のソファ席を設けた。店舗面積は約12坪。席数は11席。
コーヒー(550円~)は数種類あり、ハンドドリップまたはエアロプレスで抽出。カフェラテ(580円)やハニーラテ、「モークモカ」(以上680円)のほか、レモネード(520円)、りんごジュース(480円)などもある。
スイーツは、ニュージーランド・オーストラリアが発祥という「パブロバ」やプリンを提供する。パブロバはメレンゲを焼いて作る伝統的な焼き菓子で、抹茶やチョコ、ベリーなどを用意。店主の小山琢生さんは「カフェを始めるなら、パブロバを出したいとずっと思っていた」と話す。
小山さんは新潟県出身。夏は東京、冬は白馬のスキー場で働く中、結婚を機に2017(平成29)年、小川村に移住した。東京でコーヒー事業のノウハウを学んでいたこともあり、翌年からキッチンカーでコーヒーの移動販売を始めた。県内でイベント出店をするうちに、安曇野のロケーションが気に入ったという。一昨年ごろから物件を探し、昨年5月に紹介された同物件の立地が気に入って即決した。
これまでスノーボードで、ニュージーランドやカナダ、米国など国内外を訪れたという小山さん。現在、メインで使うコーヒー豆はニュージーランド発のコーヒーロースター「ALLPRESS ESPRESSO」(東京都)のものだが、今後は自家焙煎(ばいせん)も始める予定。「北アルプスを眺めながら、ゆっくりしてもらえれば」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~16時(火曜は13時まで)。水曜定休。