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松本駅近くに「THIS IS B」 酒、料理、カフェ、昼夜問わずさまざまなシーンで

照明などにもこだわったという店内

照明などにもこだわったという店内

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 アメリカンダイナー「THIS IS B」(松本市中央1、TEL 0263-50-4310)が松本駅近くにオープンして1カ月が過ぎた。

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 居酒屋「信州酒場 雷電」の跡。店内はダークブラウンを基調にし、通り側には新たに窓を作った。代表の小高由紀子さんは「もともと居抜きだったが、落ち着いた空間にしたくて改装した。昼も営業していることが外からも分かるように窓を付けた」と話す。店舗面積は約30坪。テーブル席22席とカウンター席6席に加え、スタンド席も設ける。コンセントやWi-Fiも備え、ビジネス需要も見込む。

 ランチは、サラダとドリンクが付くセットメニューを提供する。「ランチバーガー」(1,490円~)と「ランチパスタ」(1,080円~)は各3種類。「T“I”Bバーガー」は、照り焼きベースのたれを使ったパティと焼いたタマネギやレタスを挟む。

 ほかに、「焼きレタスのシーザーサラダ ポーチドエッグ」(860円)や、重ねるように盛り付ける「クレイジーサラダ」(920円)、「オニオンリング」(830円)なども。「味わいだけではなく、見た目でも印象に残る料理」と小高さん。サーロインステーキなどの肉メニューのほか、オマールロブスターなども用意する。

 アルコールは、ウイスキーやジン、ラムをはじめ、クラフトビール、ナチュールワインなど豊富にそろえる。テキーラ(590円~)は「クレルボ」「ドンフリオ」などがあり、「香りを楽しんでゆっくり飲んでほしい」とワイングラスで提供。カフェタイムを意識し、ソフトドリンクやデザートもある。

 小高さんは東京都生まれ。不動産会社で営業として働く中、「自分だけではなく、多くの人が生き生きと働ける場を作りたい」と人材育成のセミナーに参加。その際にできた縁で、松本で飲食業を始めることに決めた。「どこでやるかよりも、誰とやるか。人との縁が大事だと感じた」と振り返る。昨夏に移住。今年初め、現在の物件が見つかり、準備を進めてきた。いずれは多店舗・他事業展開も視野に入れ、店名には、「存在や在り方を意味する『be』。人はどう生きていくか、自分らしく生きたいという気持ちも込めた」という。

 「つながりが生まれるのが飲食業の魅力。笑顔の連鎖を作っていきたい」と小高さん。バー、パブ、レストラン、ダイナーの頭文字「BPRD」を掲げ、「お酒にも料理にも力を入れ、昼夜問わず気軽に足を運べる店にしたい」と意気込む。

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