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松本のダイナー「ソース」がリカーショップ クラフトビールとハードサイダー

「ほとんどこの辺りでは扱いがないような品ぞろえ。ラベルでも楽しんでもらえれば」と安達さん

「ほとんどこの辺りでは扱いがないような品ぞろえ。ラベルでも楽しんでもらえれば」と安達さん

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 松本・上土の「The Source(ソース) Diner」(松本市大手4、TEL 0263-75-7896)が店内でリカーショップ「The Source Liquor(リカー)」を始めて2カ月が過ぎた。

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 店内で提供している商品とほぼ同じ品ぞろえでクラフトビールとハードサイダーを持ち帰りで販売する。扱うのは、米国・ポートランドなど西海岸を中心に、ニューヨーク、カナダなど海外産。国内産も扱う。店主の安達真さんが「自分が体験して、自信を持って薦められるもの」をセレクトしている。「行ったことがあるブルワリーか交流のある醸造家の商品を扱うと自身にルールを課していたが、コロナ禍ということもあって、一部、足を運べていないところもある」と安達さん。現在は、クラフトビール約30種類とハードサイダー約15種類を用意する。価格は1本500円台から。

 同店は2015(平成27)年6月開業。当初から、クラフトビールやハードサイダーに力を入れてきた。「うちは、お酒を飲みたいという人もいれば、食事がメインという人もいる。興味がある人はもちろん、あまりなじみがない人にも『飲んでみたい』と思ってもらうことで、すそ野を広げていきたいと考えてきた」と安達さん。「見た目で気になって手に取ってみる、という入り口もある」と、扱う商品はラベルにもこだわっているという。

 リカーショップを検討し始めたのは2年ほど前。「車なので今日は飲めない」「ここで飲めるような酒を売っている店がほかにはない」という声がきっかけになった。昨年4月、新型コロナウイルスの影響で国税庁が飲食店向けに設けた期限付酒類小売業免許を取得し、持ち帰りに対応。その後、新たに取得し直して、8月に業務用の冷蔵庫を導入した。直後には新型コロナウイルスの第5波の影響で時短営業せざるを得ない状況になったが、「厳しいのは飲食店だけではない。生産者をはじめ、店に携わるたくさんの人たちにとっても、何か利益につながるようなことができれば」と安達さん。医療従事者を対象に1本購入したら1本を進呈する「Buy 1 get 1 free」も実施した(現在は終了)。

 今後も、地元企業とコラボしたオリジナルアイテムのリリースを予定しているという。「ラインアップを増やせば反応もある。これからも自分が良いと思っているものを発信して、面白いと感じてくれる人を増やしていきたい」とも。

 営業時間は、11時30分~14時、18時~21時(日曜は昼の営業のみ、いずれもラストオーダー)。木曜定休。

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