松本のダイナーがオリジナル青リンゴジュース 原料の背景&デザインも重視

青リンゴ「グラニースミス」を使ったジュース

青リンゴ「グラニースミス」を使ったジュース

  •  

 松本・上土の「The Source(ソース) Diner」(松本市大手4、TEL 0263-75-7896)が5月26日、青リンゴ「グラニースミス」を使ったジュースの販売を始めた。

 小澤果樹園(大町市)が生産するグラニースミスのみを使用。同店店主の安達真さんは、「他の品種やブレンドも試したが、グラニースミスのみがバランスよく、一番おいしかった」と話す。360ミリリットル入りで、価格は800円。150本生産し、同店のほか、イベントなどでも販売している。

[広告]

 同店は2015年6月28日にオープン。安達さんは店を「単に飲食する場所ではなく、いろいろなソース(=情報の源)となる場」と位置付け、「やっていることは、世の中に対して発信するというプロジェクト」と話す。これまでもイベントなどは実施してきたが、プロジェクト発の商品としては同ジュースが第1弾となる。

 同果樹園の小澤浩太さんとは店をオープンする前に音楽のイベントを通じて知り合い、「言葉にしなくてもどこか通じる関係」。オリジナルのハードサイダー作りを行っている小澤さんから、米国ポートランドの話を聞き、ハードサイダーやビールを仕入れるようになり、一昨年には小澤さんの紹介で、ポートランドのサイダリー(サイダー醸造所)を訪れたという。

 「県内においしい農作物はたくさんあるが、背景に『カルチャー』が感じられるかどうかを大事にした」と安達さん。同果樹園のリンゴを使いたいと相談し、2016年、商品開発をスタートした。ラベルは同店のロゴなどを手掛けた安達さんの元同僚がデザイン。「リンゴをモチーフにした商品はたくさんあるが、自分がお土産に持っていけるようなかっこいいものを目指した。大前提としてまず味があるが、見せ方、デザインにもこだわった」

 味も見た目も好評で、SNSに投稿した写真を見て注文する人もいるという。「来年のリンゴでも作りたいし、他のリンゴの可能性も追求したい」と安達さん。「リンゴジュース以外でも、瓶詰のソースや食品など、プロジェクトとして今後もさまざまな展開をしていければ」とも。