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「信州安曇野田んぼアート」見頃に 7種類の稲で御嶽海を応援

稲の生育と共に変化していく田んぼアート

稲の生育と共に変化していく田んぼアート

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 安曇野市の安曇野スイス村近くの水田に描かれた「信州安曇野田んぼアート」が現在、見頃を迎えている。

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 約6300平方メートルの広大な水田に、上松町出身の御嶽海関を描いた。色が異なる7種類の稲を使って表現。「がんばれ!御嶽海!」というメッセージと、「信州あづみの」「ONE NAGANO」の文字もある。天候が良ければ、雄大な北アルプスと屋敷林が広がる風景も楽しめる。

 昨年は中止したが、今年は感染症対策を行いながら実施。6月1日から測量を始めた。測量機器で絵の曲線を一つ一つポイントにして4300のくいを立て、ピンク色のテープを張り、どの種類の稲を植えるのかを示す。その後、ボランティアを中心に苗を植えた。背景の一部以外は手植え。作業には延べ500人が参加した。

 6月19日には、安曇野スイス村駐車場内に展望台を設置した。御嶽海の略歴を貴重な少年時代の写真と共に紹介するパネルや、応援メッセージを書き込めるボードも用意する。

 稲の生育と共に色合いが変化していくのも田んぼアートの魅力の一つ。スタッフの萩原貴史さんは「8月に入り徐々に黄色い部分が増えてきて、よりダイナミックになってきた」と話す。期間中は、「なるべく良いコンディションで見てもらえるように」と、稲の高さを整えるなど手を入れている。何度も足を運んでいるという地元住民からは「だんだん良くなってきたね」という声もあるという。「イベントの縮小・中止が続く中で、来てくれる皆さん、迎えるスタッフ、双方の協力があって開催できている。お互い気を付けながら、変化していく様子を長く楽しんでもらいたい」とも。

 開催時間は9時~18時(9月は17時まで)。観覧料は、大人=300円、小学生=100円、未就学児童無料。9月26日まで。

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