パン製造・販売の老舗「スヰト」(松本市大手4)が、スクールバスを改造したキッチンカー「チャーリー」でハンバーガーなどの販売を6月12日に始める。
アメリカ全土で古くから使用されている通学用のスクールバスを改造した。座席を外して窓を付け替え、運転席後部に仕切りを設けて厨房(ちゅうぼう)機器を設置。外観はほぼそのままで、同社創業の地である「シアトル」の文字を入れた。チャーリーの名前は、社長の渡辺匡太さんの愛称から付けた。デザインを担当した「KEIUNDO DESIGN」の河西佳代さんは「スクールバスのフォルムが愛らしいことに加え、歴史がある、アメリカで親しまれている、といったポイントが(同社のイメージと)ぴったりはまった」と話す。
注文を受けてから作るハンバーガーは「ザ・チャーリーバーガー」(800円)と一回り小さいサイズの「チャーリーバーガージュニア」(600円)の2種類。ソースはトマトかオニオンを選べる。ベーコンやチーズのトッピング(100円)や、ポテトやドリンクとのセットも用意する。「やはりパン屋なので、バンズにはこだわりがある。パティと野菜とのバランスも考えた」と渡辺さん。アイスコーヒー(380円)やジンジャーエール(甘口・辛口、各350円)などのドリンク類も販売する。
6月7日には、「スイート並柳店」(並柳2)で、社員・関係者向けにお披露目・試食会が行われた。敷地内にあるテラス席で試食する人や、「チャーリー」と写真を撮る人の姿も。「他のハンバーガーとはパンが違う」「クラフトビールと一緒に楽しみたい」などの声も聞かれた。
今後は週末に、並柳店や安曇野店に出店する。「いずれはイベントなど他の場所にも出張できれば。徐々にメニューも充実させたい」と渡辺さん。
営業日は木曜~日曜。営業時間は11時~14時。6月は並柳店、7月は安曇野店での出店を予定する。スケジュールはホームページで確認できる。