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安曇野にフランス総菜店「シャルキュトリー リュース」 本場の家庭の味楽しんで

東京から移住、店を経営する鷹さんと真子さん

東京から移住、店を経営する鷹さんと真子さん

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 安曇野にフランス総菜の店「Charcuterie Ruz(シャルキュトリー リュース)」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-88-9011)がオープンして1カ月が過ぎた。

安曇野産の食材を使用したフランス総菜

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 シェフの中村真子さん・夫の鷹さんが経営。安曇野ワイナリー(三郷小倉)のカフェスペースでおよそ3年間営業した後、フランス総菜を提供するテークアウト専門店として出店した。店内は木目調を基調に、白い扉と大きい窓を設け、明るく落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 フランスの総菜店に近づけるためオーダーメードしたショーケースに並べるメニューは、「信州吟醸豚のリエット」(80グラム=550円)、「パテメゾン」(1カット580円)のほか、「新玉ねぎとベーコンのキッシュ」(1カット480円)、「安曇野産カリフラワーと新玉ねぎのクリームポタージュ」(400円)、「レンズ豆のサラダ」(100グラム=350円)など1日15種類ほどを用意する。真子さんは「安曇野の旬の食材やフランスから仕入れた天然塩を使っている。子どもも好きな味」と話す。

 オードブルメニューは、シャルキュトリー、野菜デリ、信州サーモンの自家製スモークが入った9品盛り合わせ(2,850円)、グランプレート(5,500円)の2種類を提供する。1週間前に予約し、前日までに皿を持っていくと盛り付けてもらえるサービスもある。「近所のお客さまが皿を持って店の前に並ぶこともある。なるべくプラスチック容器を使わないようにしていきたい」と鷹さん。

 真子さんは福岡県出身。高校を卒業し、地元のホテルに調理師として就職した後、本格的にフランス料理の道へ進みたいと21歳で渡仏。3年半修業し、帰国後は東京・田園調布のシャルキュトリー専門店で4年間料理長を務めた。

 「格式ばった高級なフランス料理ではなく、田舎町で食べられるような自然食材を生かした家庭料理を提供したい」と真子さん。2017(平成29)年に結婚し、都会を離れ、地元の食材を使える土地で開業を考えて安曇野に移住した。「安曇野は自然豊かで、ブランドポークや旬の野菜を使い料理を作ることができる。これからさらにフランスの味に近づけていきたい」とも。

 営業時間は10時~17時(売り切れ次第終了)。火曜~木曜定休。

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