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松本・本庄にカフェ&セレクトショップ「nana」 90年代カルチャーの魅力伝えたい

家具などにもこだわった店内

家具などにもこだわった店内

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 カフェ&服や雑貨のセレクトショップ「nana」(松本市本庄2)が12月10日、松本・本庄の相澤病院向かいにオープンした。

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 店舗面積は約10坪、席数はテーブル・カウンター合わせて10席。店内は「90年代カルチャー」を意識し、初期の「KAWS(カウズ)」の絵や、「Supreme(シュプリーム)」の販促用ポスターなどを飾る。店主の林さんは「まだネットが普及していなかった90年代は、口コミで必死に情報を得ようとしていた。その頃だからこそ生まれたカルチャー、アートの魅力を感じてもらえれば」」と話す。

 フードは、オムライスか生パスタのいずれかを日替わりで提供。「オムライス」はスープ付きで、ケチャップや濃厚デミグラスなど数種類のソースを用意する。「生パスタ」はランチタイムには前菜3品が付く。価格は1,000円~。

 ドリンクは「nana珈琲(コーヒー)」(500円)と「riri.coブレンドコーヒー」(600円)の2種類のスペシャルティコーヒーのほか、「カシス&ベリー」「みかんハニーレモネード」(以上500円)など。スイーツは、「カステラティラミス」「バスクチーズケーキ」(以上500円)などの定番のほか、季節のフルーツを使ったケーキを用意することもあるという。

 服や雑貨は、メンズ・レディース問わず、ストリートブランドやハイブランドのアイテムを展開。現在は、シュプリームやLee、A.P.Cのほか、ビンテージスニーカーなどを扱う。

 林さんは松本市出身。飲食業に従事し、洋食のシェフとして働いていたという。「自分で店を持ちたいと考えたときに、仕事でしてきた『料理』と、趣味で大好きな『服』、両方取り入れたいと思った」と振り返る。自身のブランドとして「riri co.(リリーコーヒー)」も立ち上げた。「コーヒーをキーワードに、服や食器などのアイテムを展開していきたい。コーヒーを別のものに落とし込むことで、より身近に感じてもらえれば」。

 コロナ禍での開業となったが、「これを乗り越えれば10年続く店になる」と前向きに捉える。今後は、イベント出店や、趣味でもあるクラシックカーのイベント企画なども手掛けたいと意気込む。「とにかく好きなことを積極的に取り入れ、発信していきたい。興味がある人はもちろん、あまりないという人にも、90年代の良さに触れられるような店にしていければ」とも。

 営業時間は、11時30分~16時、17時30分~19時30分。日曜定休。

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