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松本のカフェでキャンドル&イラスト展 隠れ家のような空間で「日常にキャンドルを」

キャンドルや蝋アートが並ぶ

キャンドルや蝋アートが並ぶ

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 キャンドル作家・イラストレーターの佐藤敬子さんの個展「Ajito(アジト)」が現在、松本市美術館近くのカフェ「BENCH(ベンチ)」(松本市中央4、TEL 0263-55-4164)で開催されている。

安曇野でキャンドルショップを開くのが夢だという佐藤さん

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 グラスに入ったものや、ドライフラワーを入れたものなど多彩なキャンドル約60点を展示する。マーブル模様のキャンドルは全体がグラデーションのようになっているものや、白色をベースに部分的に模様を入れたものも。「火をともしたときは白が一番きれい。思い通りの模様、グラデーションを出すのは難しいが、そこに自分らしさが出ている」と佐藤さん。ともすと暖炉のようにパチパチと音が鳴る、木芯を使った「ウッドウィック」も用意する。

 ドライフラワーとイラストなどを組み合わせた蝋(ろう)アートも出品。蝋のかけらを貼るようにして女性や花を描いている。「キャンドル、イラスト、そして好きなドライフラワーを使った蝋アートは、自分ならではの表現だと思う」と笑顔を見せる。

 佐藤さんは神奈川県横浜市在住。2005(平成17)年ごろからイラストレーターとして活動しながら、アロマセラピーを学ぶうちに、「香りだけではなく形にしたい」とキャンドル作りを始めた。2年前にはインストラクターの資格を取得。「FUNNY MUSHROOM」という屋号で、制作活動やワークショップなどを行っている。

 安曇野でキャンドルショップを開くのが夢だという佐藤さん。20代で車を運転して初めて遠出したという思い出の場所。引っ越した友人の元を訪れ、あらためて良さを実感したという。10月には安曇野のギャラリー「縁縁」で初の個展を開催した。

 同カフェとはSNSでつながりがあり、展示が実現した。展示タイトルの「アジト」は、2階の雰囲気と合うと考えて付けたもの。もともとあった小物などを生かし、木の実や葉を共にディスプレーして、隠れ家のような空間に仕上げた。「特別な日だけではなく、日常的にキャンドルをともしてもらいたい。普段の暮らしに取り入れられるようなキャンドルを見つけてもらえれば」とも。

 営業時間は11時~19時(12時~14時は店内飲食優先)。月曜・火曜定休。12月30日まで。

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