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安曇野・北穂高にラーメン店「らぁ麺トイロ」 あっさり2種類、「塩タンタン麺」も

「塩タンタン麺」はレモンを添え、辛さの中に爽やかさも

「塩タンタン麺」はレモンを添え、辛さの中に爽やかさも

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 ラーメン店「らぁ麺トイロ」(安曇野市穂高北穂高、TEL 0263-82-5452)が10月22日、国道147号沿い、かじかの里公園近くにオープンした。

すっきりした印象の店内

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 席数はカウンターと小上がり合わせて14席。以前ラーメン店「あづみ亭」だった物件で、席数を減らし、白を基調にすっきりとした雰囲気にした。

 ラーメンは「あっさり醤油(しょうゆ)」と「あっさり塩」(以上830円)がメイン。細めの麺は「おおぼし」のもので、チャーシューは鶏と豚の2種類。スープはオープン後も改良を重ねているという。店主の佐藤博樹さんは「自分の店なので、おいしさを追求して、自分が納得できるようにしたい」と話す。

 「塩タンタン麺」(900円)と、夜限定で「こってりラーメン」(850円)も提供。「塩タンタン麺」は、豆乳ベースのスープに、シイタケやレンコン、ナッツなどが入った肉みそをのせる。「タンタン麺は変化球として、女性を意識して作った。今後はもう少し限定ラーメンなども増やしていきたい」と佐藤さん。ほかに、数量限定の「まかない丼」(300円)なども用意する。

 佐藤さんは、「おおぼし」などを展開する「フードギャラリー」(上田市)に10年間勤務。昨秋には社長の三森大祐さんに独立の意思を伝え、年明けには物件も決まっていたが、オープンはコロナ禍で延期せざるを得なかったという。9月末までは「おおぼし」で働きながら、開業準備を進めてきた。「自宅で試作はしていたが、実際の厨房(ちゅうぼう)で作るのとは違う。時間が足りなくて、本当に大変だった」と振り返る。

 2、3年前から決めていたという店名は、「十人十色」から取ったもので、「自分の色を出したい」という思いを込めた。オープンから約1カ月、前店の常連客も足を運んでくれるという。「ラーメン作りや接客以外の仕事がこんなにたくさんあることを、独立して初めて知った。気に掛けてくれる皆さんに感謝しかない」と佐藤さん。いずれは、麺の原料となる小麦を作るため農業を始めるという夢もある。「次のステップを見据えて、期間限定だからこそ、一日一日を大事にして営業していきたい」と意気込む。

 営業時間は、11時~14時30分、17時30分~20時30分。木曜、第2・第4水曜定休。

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