松本・梓川に3月22日、ラーメン店「雷紋日和(らいもんびより)」(松本市梓川倭、TEL 0263-57-8227)がオープンした。
木材をふんだんに使った明るい店内には、客の前から商品を提供できるようにとU字型のようなカウンターを設置。和紙で目隠しになるようにして、棚には調味料を並べた。店主の高嶋さんは「こだわりがあったので、居抜きよりは一から建てたほうが早いと思って。食べやすく提供しやすい形を同級生の設計士と話し合いながら作った」と話す。席数はカウンター10席、小上がり8席。
ラーメンは、地鶏だしの「赤雷紋」と地鶏と煮干しだしの「青雷紋」(以上750円)の2種類。無化調のスープは、全国各地から厳選した地鶏や煮干しを用いて仕上げている。「年配の方にも喜んでもらえるような、体に優しい、昔ながらの中華そばを目指している」と高嶋さん。チャーシューには「信州SPF豚」を使うなど、食材はなるべく地元産や国産にしているという。
ほかに、チャーハンや「牛すじカレー」、「炙(あぶ)りチャーシュー丼」(以上700円)などのご飯ものも用意する。ラーメンと、半サイズのご飯ものの「雷紋セット」(1,000円)も。「ギョーザも提供しようと焼き器は入れたが、そこまで手が回らなくて。落ち着いたら始めたい」とも。
高嶋さんは松本市出身。高校卒業後に調理師免許を取得したが、すぐには飲食業には就かず、個人事業主として大型トラックで配送をしていた。その後、法人化したが、「大好きだったラーメン店があり、自分もいつかそういう店をやりたいとずっと思っていた」と振り返る。
新型コロナウイルス対策として、入り口にはアルコール消毒液を置く。「このような状況でも足を運んでくれるお客さまには感謝しかない」と高嶋さん。店名の「雷紋」は、ラーメン鉢の縁を飾る模様のことで、提供するラーメン鉢は縁だけではなく側面にも雷紋を配置する。「女性の方や年配の方も、気軽に来られるような店にしたい。まだまだここから進化して、子どもから大人まで、どんな方にもおいしいと言ってもらえるような一杯を追求していきたい」と意気込む。
営業時間は、11時~14時、17時30分~20時30分(売り切れ次第終了)。水曜定休。