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松本・あがたの森公園で野外人形劇「帰り道」 巨大人形と天使、不思議な空間に

観客の反応を見ながら微調整しているという。「日々、少し違うところがあるので何度見ても楽しめるはず」

観客の反応を見ながら微調整しているという。「日々、少し違うところがあるので何度見ても楽しめるはず」

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 野外人形劇団「のらぼう」が現在、公演「帰り道」を松本・あがたの森公園(松本市県3)で上演している。

 「のらぼう」は、松本市内で演劇や舞台などを志す、前田斜めさん、水野安実さん、成田明加さんの3人が昨年11月に結成。今回、初めて本格的な公演となる。上演時間は30分ほど。

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 園内にあるヒマラヤ杉の並木道で静かにゆっくりと上演が始まると、約3.5メートルの巨大人形「サミュエル」の周りに3人の天使が登場。街灯と天使が持つライトが照らす中、表題曲「帰り道」(水野安実と5レモネーズ)に合わせて、天使たちはサミュエルに触れたり、踊ったりしている。そのうち、3人にいざなわれるようにして、サミュエルがゆっくりと動き出す。

 舞台は、木々の茂る「森」から「砂浜」へ。観客も誘われるように移動しながら、公園の奥へと進んでいく。海辺でたたずみ、釣りを始めるサミュエルが暗闇に浮かび、どこか非日常的な空間が出現する。

 出演は、前田さん、成田さんと、「まつもと演劇工場NEXT」に所属する白鳥達也さん。サミュエルは、木と粘土を使い1カ月半かけて制作したという。企画構成を手掛けた前田さんは、「もともと『帰り道』という曲からイメージしてできた芝居。場所は公園がいいと思って、ロケハンをした」と話す。上演中には、不思議そうに様子を見ながら通り過ぎる、自転車で下校する高校生や帰宅途中の人も。「2週間、毎日同じ時間に上演しているので、何かやっていると思って、足を止めてくれる人が増えればうれしい」

 観客の中には小さい子どもの姿もあり、最初は怖がっていても、上演後にサミュエルの近くに寄ってくることもあるという。成田さんは「子どもも大人も、誰でも楽しめる内容になっているので気軽に見に来てほしい」と来場を呼び掛ける。

 開始時間は20時。投げ銭制。10月14日まで。雨天決行、荒天中止。開催情報はツイッターで確認できる。

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