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松本市内で歌とギター&語りの「流し芝居」 飲食店中心に、個人宅でも

「The Source」で行われた流し芝居の様子

「The Source」で行われた流し芝居の様子

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 松本市内の飲食店などを中心に現在、市内在住の2人による流し芝居が行われている。

 語りと鍵盤ハーモニカを担当する前田斜めさんと、歌とギターを担当するマサさんの2人が流しで芝居を上演。3月15日からスタートし、飲食店を中心に、個人宅への出張も含め35カ所を巡っている。

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 28日には、松本城周辺の飲食店4店を巡業。上土のダイナー「The Source(ソース)」(松本市大手4)では、イベント「201 ave.A」に合わせて披露した。夫婦役の2人はテンポの良い会話を繰り広げ、歌とギター、鍵盤ハーモニカを交えて約15分間、疾走感のある芝居を展開。2人をぐるりと囲むようにして観劇した人たちからは、笑いと歓声が上がり、最後は大きな拍手が起こった。

 鹿児島県出身の前田さんは、北海道の大学へ進学して、卒業後に帰郷。2013年、旅をしながら自前の「テント劇場」で公演をする劇団「どくんご」に入り、全国を回っていたという。2015年にマサさんと知り合い、何度か松本に足を運ぶうちに昨年6月に移住。「九州と北海道には住んだので、次は本州のどこかがいいと思っていた」と振り返る。昨秋は松本駅前で路上芝居「イオソ」を毎朝30分、3週間続けた。「音楽は受け入れてもらえるので、芝居もきっと楽しんでもらえると思っていた。毎日、必ず1人は観客がいたし、最終日には大勢の人が来てくれた」

 5月1日~5日には、ライブハウス「SONIC」(深志2)の屋上で「ホルクスワ」を上演する。「普通の芝居も流しの芝居も、どちらもやりたい気持ちがある」と前田さん。流しの芝居は当初、公演のPRになればと思って企画したが、「やってみると、流しは流しで完結している感じがあって面白い」と話す。

 現在、開催場所も募集中で「飲食店が多いが、初日に行った個人宅はとても濃厚なものになったので、また個人宅でもやりたい」と前田さん。今後は、はまっている浪曲も取り入れていきたいという。「形にとらわれることなく、面白い芝居を続けていきたい」とも。

 今月10日は、8時に松本駅前をスタートし、書店「栞日(しおりび)」、コーヒースタンド「High-Five(ハイファイブ)」、純喫茶「珈琲(コーヒー)茶房かめのや」、音楽喫茶「Something tender(サムシングテンダー)」を巡回。14日は大町市と長野市で開催する。料金は投げ銭制。スケジュールはツイッターで確認できる。上演依頼は前田さん(maedananame@gmail.com)まで。