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松本・大手で「デイリー・グッズ・ストア」展 花の絵と花瓶で「現代の床の間」を

花の絵と花瓶はそれぞれが用意し、搬入時に組み合わせたという

花の絵と花瓶はそれぞれが用意し、搬入時に組み合わせたという

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 企画展「Dayry Guuds Stoa.(デイリー・グッズ・ストア)」が現在、松本・大手の土蔵を改修したテナントハウス「List(リスト)」(松本市大手5)2階の「栞日(しおりび)分室」(TEL 0263-50-5967)で開催されている。

 京都で古道具店を営むitouさんと、東京と山梨を拠点に活動するグラフィックデザイナー・浦川彰太さんの2人展。花に見立てた浦川さんが描いた絵と、itouさんが選んだ花瓶を組み合わせて一つの作品にしている。「栞日」スタッフで企画を担当する本柳寛子さんは「見る角度を変えると、花が花瓶に入っているようにも見える。一つの見方にこだわるのではなく、空間全体を楽しんでもらえれば」と話す。

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 ギャラリー内には、現地調達したという箱やタイルなどのほか、itouさんが制作している鉄製の「ニョロニョロ棒」も展示。明治時代に建てられたという土蔵の空気と相まって、独特の雰囲気を生み出している。同展に合わせて制作したポスターは、新聞に使われるざら紙を用いて、絵と花瓶の写真をそれぞれの面に印刷。日常にあるようで、あまりないようなものに仕上げたという。

 itouさんは京都工芸繊維大学を卒業。古道具も表現媒体の一つとして、展示やイベントを手掛けている。浦川さんとは昨秋、タッグを組んで「Room session(ルームセッション)」という企画を開催。ある空間で、ゲストを迎えて会話をすることで、新たな空間へと変容させる実験的なものだったという。「空間のつくり方が面白い。今回も、床の間のような家の中でも少し緊張感のある場所に何かあつらえるような感じを提案してくれた」と本柳さん。

 今年4月にオープンした「栞日分室」は、「これからの日用品を考える」をテーマに、月替わりで企画展を行っている。「今回は、いわゆる日用品とは違う現代アート寄りの展示で、分かりやすいものではないかもしれない」と本柳さん。展示名の「デイリー・グッズ・ストア」のつづりは、英語ではなくローマ字読みのように付けたものだという。「まずは、空間を楽しんでほしい。そして、何か『いいな』と感じたものを、普段の暮らしにスッと取り入れてもらえればうれしい」とも。

 作品は購入できる。価格は、絵=3,000円~、花瓶=6,000円~。ポスター=500円など。営業時間は7時~18時。月曜定休。9月29日まで。

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