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松本・大手のギャラリーで「くらすこと」展 日用品から「暮らし」見つめ直す機会に

明治時代に建てられた土蔵を改修した「栞日分室」。さまざまな日用品が並ぶ

明治時代に建てられた土蔵を改修した「栞日分室」。さまざまな日用品が並ぶ

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 福岡県で暮らしにまつわる活動を行う「くらすこと」による企画展「くらすことの日用品展」が現在、松本・大手の土蔵を改修したテナントハウス「List(リスト)」(松本市大手5)2階の「栞日(しおりび)分室」(TEL 0263-50-5967)で開催されている。

オープニングイベントで行われたマーケット「街と土」の様子

 「くらすこと」は、「わたし自身のものさしをみつける」をテーマに、食、体、子育てなど、暮らしにまつわる企画や本の出版、店舗の運営などを行っている。同展は、「くらすことの本」刊行記念で6月にスタートした「全国キャラバン」の一環。台所用品をはじめ、洋服、かごバッグ、ジャムや焼き菓子など約200点が並ぶ。表紙の撮影を行った写真家・金玖美さんの写真展も開く。

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 台所用品は、フライパンや、お玉、トング、ピーラーなどの調理器具のほか、木のカトラリーやイイホシユミコさんのプロダクト「unjour (アンジュール)」に別注したオリジナルの食器なども用意する。「ワランワヤン」のかごバッグは、さまざまなデザイン、編み方、サイズで多彩に展開する。

 8月1日には、「栞日」(深志3)でオープニングイベントを開いた。「くらすこと」代表の藤田ゆみさんと、風土と体に根差した料理を伝える活動をしている「オーガニックベース」の奥津典子さんのトークイベントや、奥津さんによる食材の切り方を学ぶ料理教室が行われた。マーケット「街と土」では、自然栽培や古来種の野菜、フード類を販売。地元の農家や飲食店も多数出店し、多くの人でにぎわった。

 「栞日分室」は今年4月にオープン。「これからの日用品を考える」をテーマに、月替わりで企画展を開いている。今年3月、「くらすことの本」の取り扱いについて藤田さんから連絡があったことがきっかけで、「全国キャラバン」に合わせて開催が決まった。

 藤田さんと奥津さんが別のイベントに向けて話し合いをしていたこと、奥津さんが古来種野菜に焦点を当て、東京・吉祥寺で開催している「種市」に「栞日」の店主・菊地徹さんが足を運んだことなどさまざまなことが交わり、イベントのアイデアが生まれたという。「街と土」は今後も継続的に開催する予定。「地元で作られた野菜を地域の人たちが買う、『身近な土のことを、最寄りの街が買い支える』というシンプルな仕組みがつくれるよう、その流通を担っていきたい」と菊地さん。「帰省などで家族が集まることが多い時期に、普段の暮らしのことを考える機会になれば」とも。

 価格は、グラス=300円~、木のカトラリー=800円~、かごバッグ=4,100円~など。営業時間は7時~18時。月曜定休。8月18日まで。

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