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松本のギャラリーカフェで服飾デザイナー個展 コーディネートのスパイスに

これからの季節に合わせたアイテムが並ぶ

これからの季節に合わせたアイテムが並ぶ

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 服飾デザイナー百瀬陽子さんによる個展「youi!autumn collection 2019 SPICE」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

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 シャツやスカート、ワンピース、パンツ、ジャケットなど秋服を中心に、バッグやリュック、ポーチ、キーリングなど約120点が並ぶ。これからの季節に向け、黒やベージュなど落ち着いた色合いのものや、「スパイス」というテーマに合わせて、エキゾチックな雰囲気の着物を再利用したアイテムも。ラインジャケットやライダースジャケットは、「定番の形の決まりごとを理解した上で、自分なりに落とし込んで作るのが楽しい」と百瀬さん。

 山のような形の2つのポケットが付いた「やまやまリュック」は、朝焼け、昼、夜をイメージした3タイプ。鳥をかたどった「鳩目(はとめ)バッグ」は鳩目がポイントで、同じ形で小さいサイズのポーチも製作した。「自分が実際使ってみて、良いと思ったものを作品として製作している」と百瀬さん。お札、小銭、カード類がしっかり入る長財布のほか、コンパクトに持てるシンプルなお札・カード入れと、リングでつなぐこともできる小銭入れも用意する。

 十二支のオーナメントとキーリングは、ウサギから始めて少しずつほかの干支(えと)も作っていったという。「時期的にもちょうどいいので、これまで作っていなかったものを足して、一通りそろえた」と笑顔を見せる。

 中町通りに工房を構え、「ようさん工房」のネームで活動する百瀬さん。展示会のテーマとなる言葉は、DMを作るタイミングで決めるという。「何となくだった方向性が、言葉を決めるとはっきりして、そこに向かって布を選んだり、小物を作ったりしていく」。同展では「スパイス」と決めたことで、ライダースジャケットなど個性がある形のものや、エスニック風の布地のアイテムを製作した。「定番服の中に、ちょっとアクセントとして加えて、コーディネートを楽しんでもらえれば」とも。

 価格は、パンツ=6,800円~、スカート=1万2,000円~、やまやまリュック=1万3,000円~、小銭入れ=1,300円など。営業時間は11時~20時。火曜、第1・3・5月曜定休(9月16日、23日は営業、24日~27日は休業)。9月29日まで。

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