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松本の飲食店5店でクラフトビール25種提供 「たるが空いたら次の種類を」

「福岡キッチン」ではテークアウトにも対応。「多くの人に楽しんでもらえれば」と福岡さん

「福岡キッチン」ではテークアウトにも対応。「多くの人に楽しんでもらえれば」と福岡さん

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 一つの醸造所のクラフトビールを順次提供する「Matsumoto Craft Beer Town Take Over(松本・クラフトビール・タウンテイクオーバー)」が現在、松本市内の飲食店5店舗で開催されている。

 埼玉県の醸造所「秩父麦酒(ビール)」のクラフトビール25種類を、各店が1~3種ずつ提供。たるが終わったら次のビールを入れて、次々と違う種類を紹介していく。参加するのは、「HOP FROG CAFE(ホップフロッグカフェ)」(松本市中央3)、「福岡キッチン」(中央2)、「OLD ROCK」(同)、「BACCA(麦香)ブルーイング」(巾上4)、「廣東」(大手4)の5店舗。

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 さまざまな種類のビールを提供する店のタップを、一つの醸造所が占める「タップテイクオーバー」をヒントに企画。「ホップフロッグカフェ」を経営する吉川和平さん・直子さん夫妻と「福岡キッチン」の店主・福岡道弘さんが「地方の個人店で『タップテイクオーバー』をするのは難しいが、いくつかの店舗だったらできるのではないか」と考えた。「秩父麦酒」で醸造を担当している鈴木孝治さんが、昨年末、実家の「廣東」に帰省していた際に相談。市内でクラフトビールを提供している店に声を掛け、準備を進めてきた。

 「秩父麦酒は、王道からちょっと変わったものまで、バラエティーが豊富」と和平さん。「しろくま(宇治ミルク金時)」や「くまのみそポテト」「Wリンゴバーボンバレル4か月」など、ユニークな名前の液種も用意する。6月1日から始めたが反響が良く、予想以上のペースでたるが空いているという。「『タウン』テイクオーバーは、恐らく日本初の取り組み。松本の街は、ちょうど『飲み回り』しやすい規模だと思う」とも。

 「廣東」ではもともと瓶ビールで扱っていたが、今回のイベントで秩父麦酒のことや鈴木さんのことを知ったという人も多い。鈴木さんも「地元でたくさん飲んでもらえる機会をつくってもらえてうれしい」と喜んでいるという。6月14日・15日は鈴木さんが各店を訪れる予定で、タイミングが合えば醸造の話なども聞くことができる。

 今後も醸造所を変えて、イベントを続けていきたいという。「お客さんにとってもお店にとっても楽しめる企画として、継続していきたい。クラフトビールとの出合い、新しいお店との出合いになれば」

 各店で提供しているビールの種類はフェイスブックで確認できる。5店舗全て回ると先着100人にオリジナルリップクリームを進呈。期間中、最も多くの種類を飲んだ人には、「秩父麦酒」のオリジナルパーカを贈る。6月30日まで。

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