フレンチバル「しらの」(松本市中央1、TEL 0263-50-6374)が11月22日、松本駅近くにオープンした。
店舗面積は約9坪、席数はカウンター7席とテーブル4~6席。以前ラーメン店だったという店内は、フランスの家やシャトーらしさを意識して一新、落ち着いた雰囲気に仕上げた。店名は、17世紀フランスに実在した剣豪作家シラノ・ド・ベルジュラックに由来。店主の高木悠仁さんは「鼻が大きいという共通点があり、親しみと敬意を込めて付けた」と話す。
フランスの地方料理をメインに提供する。「エスカルゴ ブルゴーニュ風」(1,200円)や「ジャガイモのグラタン」(大=750円、小=640円)、モツを使った「アンドゥイエットソーセージ」(880円)など。カウンターのショーケースには、ピンチョスのような一口サイズのおつまみ(100円)を数種類並べる。「皆さんがイメージするフランス料理が割烹料理だとすると、地方料理は郷土料理。気軽に楽しんでもらいたい」と高木さん。
ワインはフランス産を中心に、グラス680円~、ボトル3,000円~。ほかに、シャンパンやハイボール、日本のクラフトビールも常時2種類用意する。
高木さんは松本市出身。高校卒業後に調理師専門学校へ進み、地元のほか東京、フランスでも経験を積んだ。「フランスで地方料理が好きになった。地元でも、こういうフランス料理もあるということを知ってほしいと思った」。いろいろな人が気軽に立ち寄れるようにと、駅前の物件に決め、準備を進めてきた。
今後は、より幅広いフランス料理を紹介していきたいという。「気軽にフランス料理を楽しめる店、『松本のフランス』と思ってもらえるような店を目指したい」とも。
営業時間は18時~翌1時ごろ(ラストオーダー)。日曜定休。