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松本市が来春、「シェアサイクル」導入へ サイクルポート候補地募集

公共レンタサイクル「すいすいタウン」。当面は継続を予定する。©松本市

公共レンタサイクル「すいすいタウン」。当面は継続を予定する。©松本市

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 松本市が2019年4月に導入する予定の「シェアサイクル事業」のサイクルポート候補地を現在、募集している。

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 シェアサイクルは、拠点となる「サイクルポート」で自転車の貸し出し・返却ができるシステム。どのサイクルポートでも貸し出し・返却が可能で、24時間いつでも有料で利用できる。スマートフォンやパソコンで利用登録や自転車の開錠、利用料金の決済まで行い、料金は30分間で100円~200円程度を想定している。

 候補地の募集範囲は松本駅から4キロほどのエリアまたは、市内の鉄道駅周辺。サイクルポートは、自転車を止めるラックや看板を置くだけで、工事の必要や費用の負担はない。申し込みの期限は設けないが、市では導入に向けて今後、運営事業者を公募する予定で、今回募集する候補地はその際に公開。その後、市と運営事業者で協議して設置する場所を決定する。

 同システムは、全国的に導入する自治体が増えており、県内では安曇野市が今年8月、市内5カ所のサイクルポートで、電動アシスト自転車20台を用意して運用を開始。アプリかウェブサイトで予約し、15分100円、24時間最大3,000円で利用できる。本年度は10月ごろまで試験的に実施し、利用状況を検証する。

 現在、市では2003年に導入した公共レンタサイクル「すいすいタウン」を運用しているが、観光客を中心に利用者が多いため、当面、事業は継続する。市建設部交通安全・都市交通課は、「シェアサイクルを導入することで、公共交通の補完、交通渋滞の緩和のほか、環境負荷の低減や健康増進といった、市が目指すまちづくりにつなげたい」と話す。

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