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安曇野・穂高のセレクトショップで陶展 コラボ箸置き、アロマディフューザーも

ナチュラルな色合いの作品が並ぶ

ナチュラルな色合いの作品が並ぶ

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 陶芸家・古田秋理さんの個展「陶房七草のうつわ」が現在、安曇野・穂高のセレクトショップ「emon(エモン)」(安曇野市穂高)で開催されている。

「鳥」とコラボした雷鳥の箸置き

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 カップや箸置きなどの食器や、花器、アロマディフューザーなど約100点を展示。足付きのケーキスタンドは、お菓子やパン、チーズなど食べ物以外にも、アクセサリーのディスプレーにも使えるように意識したという。「展示場所がセレクトショップなので、用途が多彩なものがいいと思った」と古田さん。

 店主・向後美奈子さんからのリクエストで制作したアロマディフューザーは、古田さんの定番アイテム・輪っか型の花器をアレンジしたもの。釉薬(ゆうやく)を掛けていない部分にオイルを垂らし、穴にはドライフラワーを挿せるようにした。野鳥の魅力を伝える活動をしている「鳥」(東京都国分寺市)とコラボした雷鳥の箸置きは、雄と雌、夏毛と冬毛の4タイプ。鳥らしいフォルムをアドバイスしてもらいながら、オブジェとしてではなく実用性も考慮した形に仕上げた。

 古田さんは社会人になってから通い始めた松本・波田の陶芸教室で面白さを知り、当時、富士見町にあった専門学校に1年間通って学んだ。その後は働きながら、「陶房七草」としてイベントなどに出展。3種類の土を使って、自宅のガス窯で焼いているという。

 同店は、安曇野・穂高有明でオープンした後、2014年に現在の場所へ移転。洋服や雑貨など健康志向のグッズ販売や一対一のパーソナルトレーニングのほか、年に数回、展示も企画している。向後さんが古田さんの作品と出合ったのは、古田さんが勤める会社。「一目見て、すごく好きな感じだったので、展示をお願いした」と振り返る。

 開催は昨年6月に続いて2回目。向後さんは「古田さんの作品は、土の温かみが感じられるけどスタイリッシュなところが魅力」と話し、古田さんは「ナチュラルな色合いのものが中心で、主張し過ぎず、食卓や部屋にもなじむと思う。手に取ってみてもらえれば」と呼び掛ける。

 価格は、箸置き=1,620円、アロマディフューザー=2,000円、花器=2,000円~など。営業時間は13時30分~18時。会期中無休。9月30日まで。

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