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松本・中町のヘアサロンで「高橋春夫陶展」 白と黒のシンプルな器70点

シンプルな日常使いの器が並ぶ

シンプルな日常使いの器が並ぶ

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 茨城県在住の陶芸家・高橋春夫さんの個展「高橋春夫陶展」が現在、松本・中町のヘアサロン「群青」(松本市中央3、TEL 0263-34-1006)で開催されている。

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 カップや皿、ボウル、酒器や花器など約70点を展示する。シンプルな形の器は、白磁や粉引きの白と鉄釉(ゆう)の黒が中心。しのぎや面取りのカップ、真ちゅうの持ち手が付いたポット、かすかに影を落としたように釉薬がかかったつぼ型の花器なども並ぶ。

 酒器は盃、猪口、ぐい飲みのほか、徳利や片口など豊富なバリエーションで展開。店主の宮澤勇さんは「経年変化が楽しめるのも高橋さんの器の魅力。酒器も、お酒を入れた瞬間から変わるのが分かる」と話す。

 高橋さんは1958(昭和33)年、水戸市生まれ。中学卒業後に、鹿児島・清泉寺長太郎窯に弟子入りし、約10年修業を積んだ。1979(昭和54)年には日展、日本新工芸展に入選。その後、1年間メキシコで見学研修して学び、1984(昭和59)年に茨城県真壁町で築窯した。

 同店での展示は4回目。茨城と長野を行き来している、宮澤さんの知人の木工作家を通じて知り合った。「毎回見に来てくれる人、遠方から足を運んでくれる人もいる」と宮澤さん。「どんなシーンにも合わせやすい日常使いの器なので、手に取って見てもらえれば」とも。

 価格は、湯飲み=3,000円~、花器=3,500円~、ボウル=4,000円~、ポット=1万円~など。営業時間は11時30分~19時。9月3日・4日は休み。9月9日まで。

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