国内外の籠を取り扱う「カゴアミドリ」の移動販売会が8月26日、松本・中山のギャラリー「Gallery sen(せん)」(松本市中山)で行われる。
「カゴアミドリ」は国内外の籠を扱うバスケット専門店。東京・国立市の実店舗とオンラインショップで販売を行っている。日本有数の籠産地・岡山のアイテムも多く、西日本豪雨災害後、「何かできることはないか」と考えて企画した。東京を出発して、松本、岐阜・可児市(27日)、兵庫・神戸市(29日)、岡山・牛窓町(31日・9月1日)で販売会を開く。売り上げの一部は倉敷市・真備町で活動するボランティアグループ「TEAM桃太郎」へ寄付する。
当日は、倉敷のいぐさの籠、蒜山ガマ細工、勝山の竹細工などのほか、国内外の多彩な籠を用意。同ギャラリーの大久保修子さんは「うちのギャラリーのお客さんが気に入ってくれそうな籠のリクエストもした」と話す。当初は車に積んで移動する予定だったが、最終的には事前搬入と車載でより多くの商品を紹介することにしたという。
「たまたま2カ月ほど前に立ち寄っていただいて、松本の景色が一望できることを喜んでくれた」と大久保さん。お互い、登山が趣味という話になり意気投合。今回、移動販売の一拠点として話があったという。「(同ギャラリーでも)豪雨災害後、すぐに募金箱を設置した。それぞれ方法は違っても、思いは同じなのだと感じた」
同ギャラリーでは普段、籠の取り扱いはないという。「一日限りの販売会だが、たくさんの籠が届くので多くの人に足を運んでほしい。駐車場に限りがあるので乗り合いでお願いできれば」と大久保さん。
開催時間は11時~18時。