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松本・中山のギャラリーで「金継ぎ手習い」教室 伝統に基づき、本格的に学ぶ

「器を見て、金のほか銀を使うことも」と大曽根さん

「器を見て、金のほか銀を使うことも」と大曽根さん

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 松本・中山のギャラリー「sen(せん)」(松本市中山)で4月から、8回連続講座「金継ぎ手習い」が始まる。

 工房茶虎(同)の木工作家・大曽根俊輔さんが講師を務め、11月まで全8回で行う。金継ぎはさまざまな方法があるが、同教室は黒漆を塗って研ぐことを繰り返し、赤漆を塗って金をまき、最後は磨いて仕上げる本格派。研磨の際もガラスやメノウではなく、タイの牙を用いる。「より伝統に基づいた方法で、磨きやすさも抜群」と大曽根さん。

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 大曽根さんは武蔵野芸術大学工芸科で木工を専攻し、東京芸術大学大学院修士課程で文化財保存学を学び、京都で10年以上仏像の修復に携わった後、2015年に松本へ移住。木工作品の制作や、乾漆(かんしつ)という技法を用いて制作したカメやマナティなどの動物オブジェの巡回展示などを行っている。

 一昨年から始めた同教室は、伊那、諏訪、上田など開催地域が徐々に広がってきている。参加者は、愛用の器を持参する人や店の器を直したいという飲食業を営む人も。同ギャラリーの大久保修子さんは「初めての人や、本を買ってやってみたけど難しかったという人、簡易的な金継ぎを経験して本格的にやってみたいという人もいる」と話す。

 毎年、内容を見直してテキストも改訂しており、「リピーターの人でも楽しみながら学ぶことができる」と大曽根さん。「やっていくうちに上達していくし、教室だけで終わらせるのではなく、継続してもらいたい。さまざまな方に参加してもらえれば」と呼び掛ける。

 講座は毎月第1月曜、第2月曜の2クラス。開講時間は9時~(3時間程度)。参加費は各回5,000円(初回のみ材料費として別途1万円が必要)。申し込みは同ギャラリーまで。