2019年4月25日から松本・大町・塩尻・安曇野4市で開催する第36回全国都市緑化フェア「信州花フェスタ2019~北アルプスの贈りもの~」の開幕300日前キャンペーンが6月29日、松本市内のサテライト会場エリアで行われた。
国土交通省提唱の下、「緑ゆたかな街づくり」を目指して1983(昭和58)年に始まった同イベント。以来、全国各地の会場でほぼ年に1回のペースで実施されている。長野県では初開催。来年4月25日~6月16日、松本平広域公園・信州スカイパーク(松本市神林)をメイン会場、国営アルプスあづみの公園、県烏川渓谷緑地をサブ会場にするほか、4市にサテライト会場を設けて、さまざまなイベントを展開する。
同キャンペーンは、松本市サテライト会場拠点となる松本駅前広場、駅前通り、花時計公園で開催。松本駅前広場では、アルクマやアルプちゃんが駆け付けて花の種やうちわなどを配布した。大型樹木プランター6基を設置、インフォメーションボードや大型花壇、駅前通りのスタンディングバスケットには花の装飾を行った。
花時計公園では、信州大学教育学部付属松本中学校3年A組の生徒たちが4つの花壇に植栽。生徒が春夏秋冬をイメージして花壇のデザインをもとに分配して用意した花を、設計図に沿って並べて植えていった。
総合的な学習の時間で、グループ追究を行う中、花を担当するグループが「地域の公園などにある花壇に植栽をしたい」と考え、市に相談。市が管理する公園がいくつかあることを知った生徒たちが調査を行い、同園を希望したという。同園の花壇は、毎年6月ごろに植栽を行っていたため、今回は生徒たちに任せることに。同キャンペーンに合わせて植栽を実施した。
「開催まで1年を切ったが、まだまだイベントの認知度が低いと感じている」と同イベント担当者。「来年に向けてPRに力を入れ、地域の皆さんと一緒に盛り上げていければ」と話す。