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松本で女性作家が個展「春・待つ・動きだす」 神話を基にオブジェなど100点

ギャラリーの様子

ギャラリーの様子

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 松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、陶芸作家・イラストレーターの金井三和さんによる個展「春・待つ・動きだす」が開催されている。

「バージョンUP神サマ」

 「スミレ研究所」の工房名で活動する金井さん。皿やブローチ、掛け時計、レリーフ、オブジェ、額付きの絵画など約100点を展示する。

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 冬の間、土の中に眠っていた神様が春になると一斉に起き出し、地上に出るという神話から制作したオブジェ「神サマ」は、手のひらに載る小さなサイズ。人、ネコ、トリの3種類で、一つずつ形が異なる。「春は心も体もエネルギーを使うので、体調を崩すことも多い。震災のことも思いながら、健やかな春になるよう願ってお守りの意味も込めて、小さな『神サマ』をたくさん作った」と金井さん。

 器を制作するときは形のイメージがあるが、「神サマ」は手が勝手に動くような感覚で作り上げるという。「バージョンUP神サマ」と名付けた木の台付きのものも用意。台はパンと家具を作る工房「パントキ」(梓川梓)が手掛けた。

 人型のブローチの服は、金井さんが春を感じるというギンガムチェック柄に仕上げた。青、黒、白、黄の4色を用いた絵画は、来客から「何となく春らしさを感じる」という声も。金井さんの思う春らしさと、見る人が感じる春らしさが融合したような空間になった。「陶芸も、冬はコツコツやっている感じで、少し冬眠から目覚めたような気持ち」と金井さん。「まだ寒い時期は続くが、少しでも春らしさを感じてもらえれば」とも。

 価格は、「神サマ」=1,500円、「バージョンUP神サマ」=3,000円、皿=1,700円~、額付き絵=5,000円、掛け時計=8,500円~など。営業時間は11時~20時。火曜、第1・第3・第5月曜定休。3月26日まで。