松本市は、スマートフォン向けのゲームアプリ「Ingress(イングレス)」を使ったまち歩きイベント「Ingressで城下町松本を歩こう!2016」を10月29日、中心市街地で開催する。
イングレスは、位置情報と拡張現実技術を活用し「ポケモンGO」を開発した米Niantic社が手掛けるスマートフォン向けの陣取りゲームアプリ。プレーヤーは「青」「緑」のいずれかのチームに分かれ、町中にある施設や史跡などにひも付けた「ポータル」を巡りながら陣地を広げる。ポータルにとどまってプレーするため、「歩きスマホ」の必要はなく、スタンプラリーのように各ポータルを訪れる「ミッション」を設定できることから、観光誘客に活用する自治体も多い。
イベントに合わせて、24のミッションを用意。1つのミッションにかかる時間は15分ほどで、クリアする順番や数に制限はない。「クリアで特典も用意する予定。それぞれのペースで楽しんでもらえれば」と主催する松本INGRESS活用研究会の神谷孝さん。「初心者も大歓迎。分からないことは教えるので気軽に参加してほしい」と話す。
開催は昨年に続いて2回目。昨年は悪天候にもかかわらず、約100人が参加。7割以上が市外から訪れたという。今回は、インターネットで事前登録すると、周辺の文化・歴史・グルメ情報を盛り込んだ特製ガイドブック、市内13施設の入場券となる「信州味噌(みそ)MODカード」、アルプちゃん缶バッチなどを進呈(登録先着順)。当日は頒布会や、アフターパーティーも予定する。「長期滞在して楽しんでもらえるように、多彩なミッションをはじめ、さまざまな企画も用意した。秋の松本をゆっくり満喫してほしい」
事前登録の締め切りは10月26日19時。当日受付は10時~12時、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)。参加無料。問い合わせは同研究会(TEL 080-1027-3479)まで。