松本経済新聞の7年間を振り返るイベント「MATSUKEI EXPO'14(マツケイエキスポ)」が11月8日・9日、コワーキングスペース「Knower(s)(ノウアーズ)」(松本市大手1)で行われた。
7年間で配信してきた記事1700本以上を、写真とコメントで振り返ることができる特設サイト「1,714 VOICES OF MATSUKEI '07-'14」を用意。会場には、自由に閲覧できるように7台のパソコンを設置し、スクリーンにも投影。来場者は「このような形で記事を振り返ることができると面白い」と、並んだ写真とコメントを見ながら気になる記事を次々と表示させていた。
地元店による一箱市「MATSUKEI marche(マツケイマルシェ)」には、7店が参加。パンやマフィン、バームクーヘン、コンフィチュールや本、雑貨、アクセサリーなどが並んだ。一緒に展示したオープン当初の様子を取材した記事と合わせて興味深く見る人たちの姿も。
山口敦子編集長による「松経トークタイム」では、仕組みや運営についての紹介のほか、7年間ランキングの発表が行われた。「一番印象に残っている記事は?」という質問には、「車山高原に本気でUFOを呼ぶイベント」と回答。「最後に500人が輪になり心を一つにして上空に呼び掛ける様子は壮観」と話すと、さっそく記事を検索した来場者からは「本当に気合が入っていて記事が長い(笑)」「このイベントはぜひ復活させてほしい」との声が上がった。
同サイトは地域に根付いたニュースをネットで配信する媒体「みんなの経済新聞ネットワーク」の一つで、ウェブ制作会社・タナカラ(中央3)が運営している。「こういったイベントを開催するのは初めてだったが、皆さんの声を聞くことができるいい機会になった」と山口編集長。「『街の記録係』として、これからもコツコツと記事を積み重ねることができれば」と意気込みを新たにする。