まつもと市民芸術館と市民が一緒に舞台を創る「まつもと演劇工場(シアターファクトリー)」1期生による作品発表会「そして 旅に でた」が3月23日・24日、同館オープンスタジオで行われる。
同館を拠点に、一般市民を対象とした長期の演劇講座としてメンバーを募集。市内を中心に県内外から、中学生から71歳まで31人が集まった。昨年10月に活動を開始。演劇、音楽、ダンス、サーカス、ボイストレーニングなど舞台上のことから、広報、衣装作りなどのことまで、上演に関わるさまざまなことに取り組んできた。
1期生の「集大成」となる同作品は、「工場長」を務める劇作家・加藤直さんが作・構成・演出を担当。旅をテーマにした10章立てのオムニバス形式で、演劇、ダンス、音楽などさまざまな表現方法を取り入れる。同館を拠点に活動する演劇集団「TCアルプ」や音楽を担当する片岡正二郎さんも出演。「ダンスや楽器にも挑戦している。さまざまな要素が詰まった舞台になると思う」と同館制作担当の神澤弥生さんは話す。
現在、稽古は大詰めを迎え、これまで週末が中心だった練習もほぼ毎日のように行われている。「作品はメンバーが半年間活動してきた成果。本番に向けて気合が入っている」と神澤さん。「皆で創り上げた舞台をぜひ楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
上演は23日17時~、24日13時~・17時~。会費1,000円(完全予約制)。チケットは同館チケットカウンターかチケットセンター(TEL 0263-33-2200)で販売。