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安曇野にフレンチ&カフェ「メゾン ド ソラマメ」-地元野菜で「地産地活」目指す

アンティークやビンテージの家具でまとめた店内

アンティークやビンテージの家具でまとめた店内

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 松川村役場向かいに5月19日、フレンチ&カフェ「メゾン ド ソラマメ」(北安曇郡松川村、TEL 0263-85-2523)がオープンした。

「ソラマメ」のような色と形の外灯は、吹きガラス作家・笠井秀郎さんの作品

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 店舗面積は約20坪。席数はカウンターとテーブルで20席。ビンテージ家具でまとめた店内は落ち着いた雰囲気。外灯には松本市の吹きガラス作家・笠井秀郎さんの作品を使う。店主は同村出身の白澤岳士さん(29)。

 ランチタイム(11時30分~14時)には、肉料理やパスタなどを日替わりで提供。サラダ・パン・ドリンクが付き、300円追加で前菜盛り合わせを、200円追加でデザートも注文できる。カフェタイム(14時~18時)は、「豆乳ラテ」(420円)などのドリンク23種類と、「ふわふわフレンチトースト」(380円)などのスイーツ5種類を用意。老舗コーヒー店で修業経験のある白澤さんが1杯ずつ丁寧に入れる「ホットコーヒー」(380円)や、友人が営む小澤果樹園から仕入れるリンゴを使った「りんごジュース」(450円)、「りんご酢ソルベ」(420円)も。

 ディナータイム(18時~)は、「国産骨付き鶏モモ肉のコンフィ」(1,300円)や「ニジマスの香草パン粉焼き」(700円)、「ムール貝の白ワイン蒸し」(800円)などのフレンチを提供する。清水牧場チーズ工房(松本市奈川)のチーズも用意。アルコール類も充実させる。

 白澤さんは高校卒業後、製造関係の仕事に就いていたが、作った料理を知人に「おいしい」と言ってもらったことで喜びや楽しさを感じ、松本の調理師専門学校に入学。卒業後は上京してフレンチを中心に学んだ。休日には、気軽さや雰囲気が好きでよくカフェに行っていたという白澤さん。「カフェのような空間でおいしいフレンチが食べられる店を作りたい」と思うように。帰郷して開店準備を進める中、農家や設計士、グラフィックデザイナーなど、さまざまなジャンルの職業に就いた地元の仲間たちが積極的に手伝ってくれたという。

 「採れたてに勝るものはないので、食材は直売所などに行って仕入れる。ただ地元産の野菜を使うだけでなく、地域に還元する『地産地活』を目指す」と白澤さん。「フレンチをもっと身近に感じてもらえる店にしたい。今後は菓子も販売していきたい」とも。

 営業時間は11時30分~21時30分(金曜・土曜は23時まで)。月曜・第3火曜定休。

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