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安曇野の生活雑貨店「nagi」一家の作品展-松本のギャラリーカフェで

「nagi」の雰囲気を再現したギャラリー内

「nagi」の雰囲気を再現したギャラリー内

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 松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、安曇野市で陶磁器を中心に扱う生活雑貨の店「nagi(ナギ)」を営む阿久津さん一家の作品展「しごと部屋から」が開催されている。

動物の頭部をかたどったオブジェ

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 同展は、「nagi」の主人・真希さん(陶器、木箱など)、妻・めぐみさん(絵)、父・正直さん(木の器、カトラリー)、母・清子さん(服、バッグなど)の4人の作品合わせて約300点を展示する。「テーマは家族会議で決めた。仕事部屋のざらっとした感じや無骨さから受けたイメージを、それぞれがそれぞれの作品に落とし込んだ感じ」とめぐみさん。

 ギャラリー内には木箱や棚などの什器を持ち込み、「nagi」の雰囲気を再現している。3年前の展示の際はパネルを持ち込んで白い部屋を作り、まるでそこでそのまま誰かが生活をしているかのような空間を展開した。「前回ほど作り込まないほうが今回の展示に合うと思った。それぞれが違うジャンルの作品なので、それらに合う雰囲気になるようにした。棚は実際に家で使っているものもある」。

 真希さんの作品がメーンになる同展。モノトーンでシンプルな食器類をはじめ、アルファベットや動物の頭部をかたどったオブジェ、カード立て、ハンガーなどの雑貨も展示する。「真希さんの作品が一度にそろうことはなかなかないので、食器類は初日でかなり売れてしまった」と同店オーナーの熊谷俊行さん。めぐみさんの作品は長方形のキャンバスに2~3色の色を配色した絵画。落ち着いた配色のものが多い。「阿久津家のみなさんの作品はとても丁寧な作り。どれもシンプルで使いやすく、身近に置きたくなるものばかり」(熊谷さん)。

 「『nagi』の改装などがあって、3年ぶりの開催になった。本当は毎年でも開催してもらいたいくらい(笑)」と熊谷さん。めぐみさんは「『nagi』の空間を楽しんでもらえたら」と話す。

 作品は販売も行う。陶皿=1,300円~、オブジェ=600円~、木皿=4,000円~、絵画=4,700円~、服=7,500円~など。営業時間は11時~20時。火曜と第1・3月曜定休。入場無料。12月29日まで。

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