松本のギャラリーカフェで「春の木工展」-地元作家4人が出品

ギャラリー内には味わいのある木の家具が並ぶ

ギャラリー内には味わいのある木の家具が並ぶ

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 松本のギャラリー&カフェ「憩の森」(松本市城山、TEL 0263-38-7660)で現在、「春の木工展」が開催されている。

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 毎年恒例となった春の木工展は今回で4回目。県内で制作している田島栄次さん(佐久市)、横澤孝明さん(長和町)、牧瀬昌弘さん(朝日村)、山戸忠さん(上松町)の4人の作品を展示する。

 会場には、いすやテーブルなど大型の家具から花器、フレーム、オブジェといった小型のものまで200点以上のアイテムが並ぶ。材質もキリ、サクラ、ケヤキなどさまざまで、素材の木にも作家の好みや個性が表れている。

 牧瀬さんは、キリの一枚板に漆を塗った「黒漆石目塗りテーブル」(31万5,000円)などを出品。「2つに分けて使ったり、高さを座卓くらいに下げたり、いろいろな形で使えるように作った」(牧瀬さん)。スツールは4人がそれぞれに制作。牧瀬さんはカラマツの間伐材を無駄にしないようにと取り組んだもの、横澤さんは座面が正方形に近い形でスタッキングできるもの、田島さんはサクラとキリを素材に使ったもの、山戸さんは座面が曲線で丸みを帯びているものを出品する。「作品にどうやって個性を出すかを考えながら作っている。グループ展をすると互いの刺激にもなる」と牧瀬さん。「角の丸め方一つでもそれぞれ違いが出る。その違いを楽しんで見てもらえれば」とも。

 期間中、端材を使ってはしを作る「エコなマイ箸づくり体験」(500円)を実施。日替わりで在廊する作家が作り方を教える。店長の布施智浩さんも実際に体験、「かなり立派なはしができる」と体験を勧める。所要時間は20分ほど。「誰でも作れるので、ぜひやってみてほしい」(布施さん)。

 作品はすべて販売する。CDスタンド=1,575円~、木皿=3,150円~、スツール=2万7,300円~など。営業時間は10時~18時(体験は11時~16時)。入場無料。4月25日まで。

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