松本駅近くに6月2日、フレンチと日本酒をメーンに提供するダイニングバー「NOMDOS(ノンド)」(松本市中央1、TEL 0263-36-7739)がオープンした。
店舗面積は約9坪。カウンターとテーブルの24席を用意する。落ち着いた色合いの木材を基調とした店内。オーナーの深澤広亮さん(28)は日本酒が好きなことから、当初は日本酒をメーンに提供する店を出そうと考えていた。しかし「日本酒はフランス料理店でも提供しているので、『フレンチと日本酒のコラボ』をコンセプトにやってみたらどうだろう。少し目線を変えた新しいことがしたい」と、フレンチのシェフで小学校時代の同級生でもある宮城弘治さんを誘い、出身地である松本で開業した。
メニューは、トルコ発祥の糸のようなパイ生地をカレイに巻いて焼いた「カラスガレイをカダイフ包みに」(880円)や、「ほろほろ鶏のデュクセル詰め」(1,280円)などを提供。積み重ねたサーモンとホタテのマリネに香草を添えた「サーモンとホタテのミルフィーユ」(780円)や「牛舌のパネ(カツレツ) 赤ワインソース」(1,280円)、定番のデザート「クリームブリュレ」(400円)が「人気」という。
日本酒は常時20種類ほどを用意し、各100ミリリットルで提供する。黒板にはその時々の「おすすめ」を書き込んでいる。現在は「十四代 純米吟醸生詰 山田錦」(780円)や、「美寿々 純米吟醸生」(680円)など。日本酒以外にもアルコールはビールやワイン、カクテルなども提供。そのほか、「酒に弱い人でも楽しんでもらえるように」と低アルコールのものも用意。「米米酒」(780円)や日本酒にバラの花を漬け込んだ甘い日本酒「イブレス・ロゼ」(ピンク、ゴールド 各780円)など珍しいものもそろえる。
「『フレンチ』というと高級そうなイメージがあるが、あえて低価格に設定した。料理は季節ごとに旬の食材を使ったメニューを提供していく予定」と深澤さん。「ちょっとシックなたたずまいで入りにくいかもしれないが(笑)、気軽に入ってきてもらえれば」とも。
営業時間は17時30分~翌1時30分(ラストオーダー)。月曜定休。