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松本にカフェ「黒猫チャイ」-メーンはチャイ、自家焙煎コーヒーも

店主が手作りしたのれんが目印

店主が手作りしたのれんが目印

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 松本・女鳥羽川沿いにカフェ「黒猫チャイ」(松本市中央3、TEL 090-4967-6238)がオープンして1カ月が過ぎた。

座敷席は座布団を持って好きな場所に

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 店舗面積は約12坪。席数はテーブル、座敷合わせて15席。座敷席は自分で座布団を持って好きな場所に座ることができる。古民家の風情をそのまま生かしている店内には、古書から漫画まで幅広いジャンルの本を置く。

 チャイをメーンに提供する同店。同店店主は「コーヒーを飲める店はたくさんあるが、チャイを飲める店はあまりないと思って開いた」という。

 チャイは、国産無農薬紅茶のほうじ茶「べにほうじ」を使ってさっぱり仕上げた「黒猫チャイ」と、一般的な紅茶を使ってコクを出した「マサラチャイ」(各350円)。スパイスはどちらも、シナモン、クミン、フェンネルシード、カルダモン、ショウガが入る。

 チャイ以外に、自家焙煎(ばいせん)する豆を使う「プレスガテマラコーヒー」(400円)や「信州りんごジュース」(200円)なども。「紅茶のほうじ茶(べにほうじ)」「緑茶」「玄米茶」(各300円)は、お湯がたっぷり入ったポットと一緒に提供する。「数人で分けて飲んでも300円。何杯でも飲みたいだけ飲めるのでお得(笑)」。店主が手作りする「その日のおやつ」(60円~)は、サーターアンダギー風のドーナツやちんすこう風の焼き菓子などを用意する。

 物販も行う。愛知県瀬戸市で作られた陶器のコーヒードリッパー(500円~1,000円)や、タイで暮らす友人が作るショルダーバッグ(2,500円~)、東京都町田市の障害者福祉施設で作られた塩素漂白処理を施さない100%再生紙のトイレットペーパー(1個50円)など、フェアトレード商品を扱う。「作り手さんに直接売上金を渡すことで、社会を成り立たせたいという思いがある。国産の紅茶を使うのもそのため」。

 店主が「自分のペースでできる仕事がしたい」と始めた同店。「情報発信や知るきっかけの場に」と、県内外のイベントのフライヤーや他店舗のDMも置く。「お客さんにとって、国内や世界のいろんなことが身近になればうれしい。ゆっくり羽を休めに来てもらえれば」。

 営業時間は9時30分~18時30分。

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