松本パルコで「鉄道模型マーケット」-模型展示や記念切符の販売も

「HOゲージ」の165系。

「HOゲージ」の165系。

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 松本パルコ(松本市中央1、TEL 0263-38-2111)6階特設会場で現在、鉄道模型の展示や販売を行う「鉄道模型マーケット」が開催されている。

細部にまでこだわりが見える「Nゲージ」のジオラマ。

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 同企画では鉄道模型約200種類の展示をメーンに、記念切符や入場券、過去の時刻表、中古模型などを販売する。会場には高価な鉄道模型として知られる「HOゲージ」と、国鉄時代の車両やSLなどを展開する「Nゲージ」のジオラマ2台を設置。車両以外にも、駅や住宅など細部にこだわったジオラマに、来場者は「すごい」「細かい」と感心しながら眺める姿も。ジオラマは山梨県内で鉄道模型制作を行う武川隆幸さんによるもの。武川さんは今春、東京に中古鉄道模型販売店のオープンを予定しているほどの「鉄道マニア」。会場内を見回る武川さんに子どもたちは「これはどうやって作っているの」「(遮断機がない踏み切りを見て)いつ踏み切りを付けるの」と、さまざまな質問を投げかけていた。

 会場でパルコ内での当日購入レシートを提示すると、「HOゲージ」の走行体験ができる。県内でも走行していたオレンジと緑色のボディーで知られる「165系」やSL機関車「D51」「9600型」、電気機関車「EF58」「EF65」など。体験できる車種は日によって変わる。

 記念切符・入場券は2,000枚以上、時刻表は500冊以上を用意する。記念切符・入場券は、各駅や路線の開業周年を記念して作られたものや「男はつらいよ」30作公開記念、読売巨人軍50周年記念など、「記念」の種類もさまざま。「時刻表はすべて100円だが、実は100円じゃ買えないような掘り出し物が眠っている(笑)」と武川さん。このほか、JR構内で実際に貼られていたポスターや看板など貴重なものも展示する。

 同企画は、2010年の同店のテーマ「『松本パルコ=若者の場所』から『松本パルコ=全世代のための場所へ』」を踏まえ、すべての世代が集い楽しむことができる場所を作ることを目指して、初めて企画した。「(鉄道模型は)幅広い年齢層のファンがいると思って企画した」と同店企画担当の高橋哲夫さん。「鉄道のことがわからなくても楽しんでもらえると思う。この機会にぜひ」とも。

 開催時間は10時~20時。入場無料。今月31日まで。

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